抜歯をするか? 治療して抜かないか?

東京日本橋あさひ歯科の藤井でございます。

当院では、現在かかりつけの歯科医院で抜歯してインプラントをすすめられたため、インターネットで検索して、インプラントの相談に来ました。という方が非常にたくさんいらっしゃいます。

すでにインプラントを覚悟して、期間や費用を気にされてる方がほとんどですが、

まずは、本当に抜歯をするべきなのか?ということから始まります。

すでに抜歯をされて歯がない場合はもちろんインプラント治療を行うことが多いですが、まだ歯がある場合は、まず歯を抜かない選択肢を検討します。

抜いてインプラントにせず、治療して歯を治す方法としては以下のような選択肢があげられます。

・もう一度、根幹治療を行う(再根幹治療)

・一度歯を抜いて、お口の外で歯を治して、また歯を戻せないか? (意図的再植)

・虫歯をとった際に歯がほとんど残らない場合は、歯をワイヤーでひっぱりあげて治療できないか?

(矯正による挺出・エクストルージョンなどと呼ばれています。)

・虫歯が大きく健康な歯が少ない場合は、歯茎や周囲の骨を削って抜かず治療できないか?

(クラウンレングスニング)

やはり抜歯になってしまう方ももちろんいらっしゃいますが、3分の1くらいの方は抜かずに歯を治療したり、そもそもその歯に手をつけずにインプラント治療を遅らせることが多いです。

インプラントは非常に予知性の高い、優れた治療方法の一種ではありますが、100%一生もつというわけではありません。

 

できる限り歯を抜かずに治す、インプラント治療を遅らせる、その方にとって適切なタイミングでインプラント治療を行うということも非常に重要です。

 

抜歯をしてインプラントをすすめられたが、何かもやもやしてすっきりしないという方は一度お話しできればと思います。

患者さん一人一人の幸せにお役にたてれば幸いです。

東京都中央区日本橋水天宮前駅 東京日本橋あさひ歯科 藤井政樹

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日付:   カテゴリ:インプラントコラム