公開日:2024.08.23 最終更新日: 2024.08.27

インプラントと「差し歯」
の違いとは?
費用やメリット
・デメリットも解説

差し歯とは

差し歯とは

差し歯とは、虫歯治療などで歯を大きく削った後に被せる人工歯のことをいいます。「クラウン」や「被せ物」と呼ばれてることも多く、歯科の補綴物(ほてつぶつ)の一種です。

人口歯に土台となるポスト(心棒)をとりつけ、歯の根っこ部分に差し込む形で治療を行うことから「差し歯」と呼ばれました。

差し歯は、歯の見えている上の部分だけ失った時に適応される治療方法となりますので、歯が根元ごとないケースや、根元があっても虫歯や歯周病などによって残すことが困難と判断される場合には、差し歯による治療は適応できません。

インプラントとは

インプラントとは

歯科のインプラントとは、失った歯やボロボロの歯の代わりとして見た目や機能を補う治療法の一つです。

人工の歯根(インプラント体)を顎の骨に埋入することで歯の支台をつくり、その上にアバットメント(被せ物の土台)、人工の歯(被せ物)を取り付けることで審美的・機能的な回復を図ります。

重度の虫歯などで歯の根元ごと失ったケースも、インプラント治療を行うことで、自身の天然歯のような「自然な見た目」と、安定して「よく噛める」歯本来の機能を取り戻すことが期待できます。

インプラントと“差し歯”
の違いについて

インプラントと“差し歯”の違いについて

上述の通り、インプラントと差し歯の違いとして、患者さん自身の歯根(歯を支える根元部分)が残っているか否かが大きなポイントです。

ご自身の歯根が残っている(残せる)場合には「差し歯」の治療が可能です。 また、歯根が残っていない(残せない・抜歯した)場合には、「インプラント」治療で人工の歯根をつくって歯を再建することができます。

残っている歯根が保存可能であれば「差し歯」、また、完全に抜歯の歯に対しては「インプラント」が選択肢となります。

インプラントと差し歯の
メリット・デメリットについて

インプラントと差し歯のメリット・デメリットについて

どのような治療法にもリスクやデメリットは存在し、患者さんのお口やお身体の状態、生活背景、価値観などによっても最適な治療は異なります。

「インプラント」治療には主に以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。

インプラントの主なメリット

  • 自然な見た目、噛み合わせ
  • 周りの健康な歯を削ることなく治療できる
  • 顎の骨の吸収を制御できる
  • 既に歯の根元が無い/根元に歯を支える力がない場合も適応できる

インプラントの主なデメリット

  • 外科的な手術が必要となり、一定の治療期間を要する
  • 治療後のメインテナンスを怠るとインプラント周囲炎になる場合がある
  • 自由診療(保険適用外)のため高額(ただし医療費控除の対象となります)

「差し歯」の治療には主に以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。

差し歯の主なメリット

  • 保険治療から自費治療まで選択の幅が広い(保険適用であれば費用が安い)
  • 治療の回数や期間が比較的短い(通常1〜2ヶ月程度)
  • 外科手術の必要がなく身体への負担が少ない

差し歯の主なデメリット

  • 保険適用の素材の場合、審美性や強度に問題が生じやすい
  • 歯根の虫歯に気づきづらく重症化リスクを高めてしまう場合がある
  • 歯根に差し歯を支える力がない状態の場合、適応できない

差し歯の費用目安
(値段・価格・相場)

差し歯の費用目安(値段・価格・相場)

保険適用の差し歯
(保険適用3割負担の場合)

金銀パラジウム合金(銀歯) 3,000円〜6,000円前後
CAD&CAM冠 6,000円〜8,000円前後

CAD&CAM冠とは、歯科用レジン(樹脂)にセラミックの粉末を混ぜたブロック材料を機械で削って製作する被せ物のことです。一定の条件はありますが、保険適用が可能な場合もあります。

自由診療の差し歯の費用相場

オールセラミッククラウン 80,000円〜190,000円前後
ジルコニアセラミッククラウン 140,000円〜190,000円前後

保険治療で作ることができる差し歯には使用できる材料が限られており、長期的に見ると審美性や耐久性の問題、虫歯の再発リスクを高める場合があります。
そうしたデメリットを解消する方法として、費用は上がりますが自由診療の差し歯も選択肢となります。

また、同じ“セラミックの差し歯”であっても、医院によって材料の品質や治療費には違いがありますので、事前にきちんと確認することが大切です。

インプラント費用の目安
(値段・価格・相場)

インプラント費用の目安(値段・価格・相場)

近年の東京におけるインプラント治療費は、1本あたり35万円〜50万円前後が費用相場となります。

インプラント治療にかかる費用は、患者さんの症状だけでなく、治療を行う医療機関によっても総額は異なります。また同時に、医師の治療技術や治療方針、使用する設備やインプラントメーカーなども医院によって異なるため、実際の治療成績や精度にも開きが生じています。

入れ歯やインプラントを検討される際には、まず事前にカウンセリングを受けて医院や医師の信頼性を充分に確認の上で、選択されることをおすすめいたします。

当院のインプラント料金について

明朗会計のワンプラン

東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科では、インプラント1本あたり42万円(税込46.2万円)にてご提供しております。検査・診断費用、手術費用、インプラント代金込みの料金となります。

こちらの治療費に上部構造(被せ物/人工歯)の費用が加わります。

※骨の厚みや高さが足りない方の場合はGBRやソケットリフト等の追加の処置費用が発生する場合がございます。(診査診断の上、事前にきちんとご説明いたします)

ご自身の治療にかかる総額費用が
気になる方へ

治療全体の費用総額は、患者さんのお口の状態やインプラント本数、治療内容のご希望等によっても異なります。一度お気軽に当院の「60分相談」にてお尋ねください。

治療の選択肢は一つでは
ありません

治療の選択肢は一つではありません

各分野の専門家医と連携した総合的な治療をご提案しています

東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科では治療計画を立てる際、安易に「抜歯する」「インプラントをする」という判断を致しません。必要があれば様々な専門家の視点も踏まえて「まず抜歯せず治せる方法」を第一に考えます。

当院はインプラントのスペシャリストだけでなく、かぶせ物や義歯(入れ歯)の専門の先生、顕微鏡による根管治療(歯の神経の治療)の専門の先生と密に連携を図り、お一人おひとりに合わせた総合的な治療をご提供します。

そのため精密な診査診断の上、もし「インプラントよりも入れ歯の方が適している」と考えられる場合には、患者さんのお口に合う義歯(入れ歯)づくりをサポートしております。

そのほか、ブリッジや入れ歯とインプラントを組み合わせた治療法など、当院では患者さんのご希望に最大限添えられるよう幅広い治療の選択肢を用意し、患者さんにとって本当に有益な解決策をご提案しております。

インプラントについて
相談したい方へ

60分相談のご案内

  1. 東京のインプラント専門家医「東京日本橋あさひ歯科」には現在も東京、千葉、埼玉、茨城、神奈川など都内外から歯科インプラントに関する多くのご相談がございます。

    インプラントを検討されている方、歯がボロボロな方、インプラントのトラブルでお悩みの方のために、当院では「60分相談(CT診断含む)」を実施しております。

    60分相談のご案内

しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者さんのお話を丁寧に伺います。むりに治療を勧めることや、ご納得頂かないまま治療に進むといったことは一切ございませんので、リラックスして何でもお尋ねください。

「信頼できるインプラントの専門家医の意見が聞きたい」、「インプラントが上手い歯医者を探している」「他院でインプラントを断られてしまった」という方も、どうぞ安心して当院にいらしてください。

当院のインプラント
総責任者・担当医について

東京日本橋あさひ歯科院長
東京日本橋あさひ歯科
院長

藤井 政樹

東京医科歯科大学出身/
博士号 取得ドクター
ITI公認インプラントスペシャリスト
(認定医)

当院長は、インプラント治療の世界的な専門家医とされる『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を持つ歯科医師です。東京医科歯科大学歯学部附属病院にて最先端の治療の研鑽を積み、また、歯科医師の先生方に向けた教育・指導者としての役割を担ってまいりました。難症例を含む様々な相談実績、治療経験が豊富にございます。

当院では、通常では大学病院で行うようなケースにおいても、医学的根拠に基づき安全性・確実性を最大限に高めたインプラント治療を行うことが可能です。

藤井 政樹院長は、歯科医師人生の99%をインプラント治療に捧げてまいりました。それら経験を活かし、患者さん一人ひとりのお悩み解決に役立てるよう親身にお応えしております。

インプラントに関してお困りの方は、どうぞ安心して東京のインプラント専門家医「東京日本橋あさひ歯科」にご相談ください。