インプラントの仕組み・構造とは?
インプラントとは
歯科のインプラントとは、失った歯やボロボロの歯の代わりとして見た目や機能を補う治療法の一つです。人工の歯根(インプラント体)を顎の骨に埋入することで歯の支台をつくり、その上にアバットメント(被せ物の土台)、人工の歯(被せ物)を取り付けることで審美的・機能的な回復を図ります。
インプラント治療を行うことで、ご自身の天然歯のような「自然な見た目」と、安定して「よく噛める」歯本来の機能を取り戻すことが期待できます。それら優れた性質から、インプラントは“第二の永久歯”とも呼ばれ、半世紀以上にわたり世界各国で研究・開発が進められている歯科治療です。
インプラントの仕組み・
構造について
インプラントの仕組みや構造はメーカーによっても異なりますが、多くの場合、①インプラント体(人工歯根/フィクスチャー)、②アバットメント(被せ物の土台)、③上部構造(被せ物/人工歯)の3つのパーツで構成されます。
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インプラント体
(人工歯根/フィクスチャー) インプラント体とは、歯の根の役割を担うインプラントの土台となる部分です。
チタンやチタン合金製のものが主流で、様々な医療シーンで活用されている生体親和性の高い素材を用いることで、アレルギー反応の少ない・腐食しにくく長持ちしやすい特徴があります。直径3~5mm、長さ6~18mmとサイズも幅広くあり患者さんの症例に応じて最適なものを選択します。 -
アバットメント
アバットメントとは、インプラント体と上部構造(被せ物)を連結する小さなパーツです。インプラント体の上にアバットメントを装着し、その上にセラミック歯などの被せ物(上部構造)を取り付けてインプラントは完成します。
このアバットメントには高さを調整する役割もあり、患者さんの歯肉の厚さや噛み合わせなども考慮し最適な形状のものを選択します。また症例は限られますが、アバットメントがないタイプのインプラントシステムも存在します。 -
インプラントの上部構造
上部構造とは、インプラントの最上部に設置する被せ物(人工歯)です。
インプラント治療後は、この上部構造が食べ物を咀嚼する役割を担い、またお口を開いたときに外から見える部分でもあります。噛み合わせや周りの歯とのバランス等も考慮しながら、素材の色味や強度を調整して使用します。
セラミックやジルコニアなど上部構造の素材にも選択肢があります。
上部構造の素材について
(種類や特徴)
インプラントの上部構造(被せ物)の素材にも種類があり、患者さんのお口の状態や治療箇所に応じて最適なものを選択します。
- ジルコニアセラミック 外側に歯科用セラミック(陶材)、内側にジルコニアを用いた被せ物です。白く透明感の高い上質なセラミックと、高い強度を持ち耐久性・耐食性・耐熱性に優れたジルコニアのそれぞれの特徴を活かした材料です。
- フルジルコニア ダイヤモンドに近いとされるジルコニアの強度を最大限に活かし、噛み合わせの強い奥歯にも安心して使える白い被せ物です。固いものを噛んでも被せ物が壊れにくく、優れた耐久性が特徴です。
- メタルボンド(MB) メタルボンドの被せ物は、中が金属で外は陶材(ポーセレン・セラミック)を用いて作られています。自然の歯に近い見た目であり、かつ高い強度を保ちやすい特徴があります。金属を含むため、金属アレルギーの方には不向きとなります。
上の歯だけインプラントは可能?
もちろん、インプラントは「上の歯(または下の歯)だけ治療したい」といったご要望にも対応可能です。
そのほか、
- 前歯だけ(または奥歯だけ)インプラントに
したい - 1本だけ(単独)インプラントにしたい
- 2〜3本など複数の歯をインプラントにしたい
- 全部の歯をインプラントにしたい など
東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科では、難しい症例を含めほぼ全てのケース・ご要望に対して大学病院と同等レベルの治療をご提供しております。
上の歯だけインプラントは可能?
多数の歯を失っている場合、通常のインプラント治療では費用やお身体への負担が大きくなってしまいます。そうした負担を極力軽減できる方法として、当院では「インプラントオーバーデンチャー」や「all on 4」などの治療法にも対応しております。
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インプラントオーバーデンチャー
(インプラント義歯) インプラントオーバーデンチャーとは、取り外し可能な入れ歯をインプラントで固定する治療法のことです。歯を失った箇所に片顎(上顎または下顎)2〜6本のインプラントを埋入し、その上にアタッチメントというパーツと入れ歯を連結して使用します。部分入れ歯、総入れ歯ともに対応可能です。
インプラントを固定源とすることで安定性が高まり、通常の入れ歯でよく聞かれるような「噛みにくい・外れやすい・痛い」などの問題の解消が期待できます。 -
all on 4
(オールオン4、オールオンフォー、
オール・オン・フォー) オールオン4とは、片顎4本のインプラントで前歯から奥歯まで一体となった人工歯を固定できるシステムです。全部の歯を失っている場合も、治療にかかる費用や期間、お身体への負担を軽減できます。
また、オールオン4では骨の厚みのある部分を選んでインプラントを埋入するため、あごの骨が少ない人も骨移植など必要なく適応できる場合があります。
「インプラントの構造やメーカーが
分からない」という方も
東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科には、過去に他院にてインプラント治療を受けトラブルが起きて困っている、という方もいらっしゃいます。
一般的な歯科医院では「インプラントのメーカーが分からないから(古い・マイナーな為)対応できない」、「メーカーが分かっても(知識や技術的に)対応できない」というケースがあります。
当院長は、大学病院にて「過去に他院でインプラント治療を受けたが、装置のメーカーが分からない」と困っている患者さんのご相談にも日々対応してまいりました。
膨大な研究と経験に基づき、あらゆるインプラントメーカーの種類や構造を熟知しており、現在使用されているインプラントの的確な判別が可能です。
そして、それぞれのメーカーの特性を踏まえた調整や、必要な方に対しては安全かつスピーディーにインプラント撤去を行うことができます。
「他院でインプラント治療を受けてお困りの方」、「転院したいとお悩みの方」、「インプラント治療をした歯科医院が閉院してお困りの方」も、一度当院へ遠慮なくご相談いただければと思います。
インプラントについて
相談したい方へ
(60分相談のご案内)
東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科では、インプラントに関する「60分相談(CT診断含む)」を実施しております。
当院では、しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者さんのお話を丁寧に伺います。むりに治療を勧めることや、ご納得頂かないまま治療に進むといったことは一切ございませんので、リラックスして何でもお尋ねください。
「信頼できるインプラントの専門家医の意見が聞きたい」、「インプラントが上手い歯医者を探している」「他院でインプラントを断られてしまった」という方も、どうぞ安心して当院にいらしてください。
セカンドオピニオンにも
対応しております
セカンドオピニオンとは、患者さんがより良い歯科治療を受けようとされる際に、複数の医師に意見を求め、今後の治療や医院選びの参考にしていただくことを目的とします。
当院にはセカンドオピニオンのご相談も多数ございます
- 初めてのインプラントを検討している方
- 治療を引き受けてくれる医院が
見つからない方 - 使用中のインプラントの調子が悪い方
- インプラントのメーカーが分からず
困っている方 - 実績と医学的根拠に基づく確かな治療を
受けたい方 等
上記のようなお悩みを抱え「どこに相談して良いのか困っている」という患者さんの受け皿となれるよう、引き続き努力してまいります。
当院のインプラント総責任者・
担当医について
院長
藤井 政樹
東京医科歯科大学出身/
博士号 取得ドクター
ITI公認インプラントスペシャリスト
(認定医)
当院長は、インプラント治療の世界的な専門家医とされる『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を持つ歯科医師です。東京医科歯科大学歯学部附属病院にて最先端の治療の研鑽を積み、また、歯科医師の先生方に向けた教育・指導者としての役割を担ってまいりました。難症例を含む様々な相談実績、治療経験が豊富にございます。
当院では、通常では大学病院で行うようなケースにおいても、医学的根拠に基づき安全性・確実性を最大限に高めたインプラント治療を行うことが可能です。
藤井 政樹院長は、歯科医師人生の99%をインプラント治療に捧げてまいりました。
それら経験を活かし、患者さん一人ひとりのお悩み解決に役立てるよう親身にお応えしております。
インプラントに関してお困りの方は、どうぞ安心して東京のインプラント専門家医「東京日本橋あさひ歯科」にご相談ください。