オールオン4を長く維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
では、オールオン4のメンテナンスにはどれくらいの費用がかかり、どのくらいの頻度で通う必要があるのでしょうか。
また、歯科医院で行われるメンテナンス内容はどのようなものなのでしょうか。
ここでは、オールオン4のメンテナンスに関する疑問を徹底的に解説していきます。
オールオン4に
メンテナンスが必要な理由
インプラント周囲炎を防ぐため
オールオン4はインプラントを土台にして人工歯を固定する治療です。
インプラント周囲に汚れがたまるとインプラント周囲炎という炎症が起き、骨が溶けてしまうリスクがあります。
これは天然歯における歯周病に相当する病気で、放置するとインプラントが脱落することもあります。
劣化や破損の予防
オールオン4の人工歯はセラミックやハイブリッドレジンなどで作られていますが、長年の使用で摩耗や欠けが生じることがあります。
メンテナンスで定期的にチェックし、必要に応じて修理や調整を行うことで長持ちさせることができます。
噛み合わせの維持
人工歯は固定式で安定性がありますが、時間の経過とともに噛み合わせが変化することもあります。
調整を怠ると、噛みにくさや顎関節への負担、口臭の悪化などにつながるため、メンテナンスで確認することが大切です。
オールオン4の
メンテナンス費用の目安
1回あたりの費用
オールオン4のメンテナンス費用は、1回あたり5,000円〜15,000円程度が相場です。
自由診療で行われることが多く、歯科医院によって料金に差があります。
治療に使用される機材やクリーニングの方法、検査の有無によっても費用が変わります。
また、インプラントは天然歯とは異なり歯根膜が存在しないため、わずかな異常でも骨や人工歯に直接負担がかかります。
そのため一般的な歯科健診に比べて、より精密な検査や専門的なケアが必要となるため、通常のクリーニングよりも高額になりやすいです。
年間の総額
オールオン4のメンテナンスは、一般的に3ヵ月〜4ヵ月に1回が目安です。
年間に3回〜4回通うとすると、総額は2万円〜6万円程度となります。
これは一見すると負担に感じるかもしれませんが、インプラントを10年以上使うための保険のようなものです。
仮にメンテナンスを怠った結果、インプラント周囲炎や人工歯の破損が起こると、数十万円単位の再治療費がかかる可能性があります。
つまり、定期的に数万円をかけてメンテナンスを受けることで、長期的には大きな出費を防ぐことができ、結果としてコストパフォーマンスが良いといえるでしょう。
追加費用がかかる場合
定期メンテナンスの基本費用以外に、以下のようなケースでは追加料金が発生します。
パーツの交換
インプラント体と人工歯を連結するアバットメントやスクリューが劣化、破損した場合、数万円〜十数万円の費用がかかります。
人工歯の修理や再製作
人工歯の欠けや破損が大きい場合、新しく作り直す必要があり、素材によっては20万〜50万円程度かかることがあります。
インプラント周囲炎の治療
軽度であれば洗浄や薬の処方で済みますが、進行して外科処置が必要になると、数万円以上かかることもあります。
このように、予期せぬ出費を防ぐためにも、定期メンテナンスで早期にトラブルを発見・対応することが重要です。
上部構造の素材選びについてメンテナンスで行う内容
口腔内のチェック
歯肉や粘膜に炎症・腫れ・出血がないかを視診、触診で確認します。
特にオールオン4では人工歯が大きなブリッジ構造となるため、清掃が行き届きにくい部分に炎症が起こりやすく、注意深く観察する必要があります。
また、プローブを使い、歯周ポケットの深さを測定します。これは歯肉の中で炎症が進んでいないかを調べる検査です。
レントゲン検査
インプラント周囲の骨吸収が起きていないかを確認するため、定期的にレントゲン撮影を行います。
骨の減少は初期には自覚症状がほとんどないため、画像診断によるチェックが欠かせません。
必要に応じてCT撮影を行い、3次元的に骨やインプラントの状態を評価することもあります。
クリーニング
超音波スケーラーやエアフローで、人工歯やインプラント周囲に付着したプラークや歯石を除去します。
家庭でのブラッシングでは届きにくい部分も、プロによる清掃で清潔に保つことができます。
噛み合わせの調整
人工歯全体でバランスよく噛めているかを確認します。
噛み合わせがずれていると、一部のインプラントに過剰な負担がかかり、破損や骨吸収の原因となります。
必要に応じて人工歯の高さや当たり方を調整し、全体の安定を保ちます。
通院頻度はどのくらい?
治療直後の頻度
手術直後から半年〜1年は、インプラントが骨としっかり結合するオッセオインテグレーションの期間です。
この期間は1ヵ月〜2ヵ月ごとに通院し、異常がないかチェックします。
特に初期のトラブルは早期対応が予後を左右するため、この時期の通院は非常に重要です。
安定期の頻度
インプラントが安定した後は、3ヵ月に1回のメンテナンスが目安です。
歯科医院によっては患者様のセルフケア状況や全身状態を踏まえて間隔を調整する場合もあります。
リスクが高い人は短い間隔で
喫煙習慣がある方、糖尿病などの全身疾患を持つ方、あるいはブラッシングが不十分でプラークが残りやすい方は、インプラント周囲炎のリスクが高まります。
そのため、2ヵ月〜3ヵ月ごとの短い間隔で通院が必要とされるケースもあります。
オールオン4メンテナンスの費用を抑えるコツ
定期メンテナンスを欠かさない
トラブルが起きる前に予防することが、結果的に高額な再治療を防ぐ最大の節約につながります。
特にオールオン4は人工歯の下に汚れがたまりやすいため、異常に気づいた時には進行しているケースも少なくありません。
定期的に歯科医院でチェックを受けておくことで、早期に小さな不具合を見つけ、数千円〜数万円程度の修正で済ませることができます。
セルフケアをしっかり行う
毎日のブラッシング・フロス・歯間ブラシの使用を怠らず、汚れをためない習慣を持つことが重要です。
オールオン4は天然歯と違って感覚が鈍く、食べかすが残っていても気づきにくい特徴があります。
自宅でのケアが十分であれば、歯科医院でのクリーニング時間や処置が短縮でき、追加費用がかかりにくくなるのもメリットです。
保証制度を利用する
歯科医院によっては、数年間の保証やメンテナンス費用を含んだプランを用意している場合があります。
例えば、5年〜10年の保証期間を設けている医院では、万が一人工歯が破損した場合でも無償または割安で再作製してもらえることがあります。
契約時に保証内容を確認しておくことで、将来的な出費を抑えられ、安心して治療を受けられるでしょう。
信頼できる歯科医院を選ぶ
初期の治療費だけでなく、メンテナンス費用の設定や保証制度の内容も医院によって異なります。
安さだけで選ぶのではなく、長期的な費用やサポート体制を考慮して医院を選ぶことが、結果的に費用を抑えることにつながります。
また、最新のメンテナンス機器を導入している歯科医院では、より効率的なケアが受けられるため、将来的なトラブルも予防しやすくなります。
生活習慣を見直す
喫煙・過度の飲酒・歯ぎしり・食いしばりといった習慣は、インプラントの寿命を縮める大きな要因です。
例えば喫煙習慣があると、血流が悪化し、インプラント周囲炎が起こりやすくなります。
ナイトガードを使用したり、禁煙に取り組んだりすることで、長期的なトラブルを防ぎ、再治療のリスクを下げることができます。
医療費控除を利用する
インプラント治療やメンテナンスの費用は、医療費控除の対象となる場合があります。
年間の医療費が一定額を超えると、確定申告時に申請することで税金の還付や軽減が受けられるため、実質的な費用負担を減らすことが可能です。
治療費の領収書は必ず保管し、税理士に相談したり、会計ソフトを使用したりして準備をしておくとよいでしょう。
通常のクリーニングより若干高額だが
大事なメンテナンス費用
オールオン4のメンテナンス費用は1回あたり5,000円〜15,000円程度、年間で数万円が目安となります。
治療直後は短い間隔での通院が必要ですが、安定すれば3ヵ月〜6ヵ月ごとで十分です。
メンテナンスでは清掃・レントゲン検査・噛み合わせ調整などが行われ、インプラント周囲炎や人工歯の破損を防ぐ役割を果たします。
インプラントの維持費用を抑えるためには、日々のセルフケアをしっかり行い、定期メンテナンスの継続が最も効果的です。
オールオン4は適切に管理すれば10年、20年と長く使い続けられる補綴物です。
将来の安心のためにも、メンテナンスを習慣にし、より良い口腔環境を維持していきましょう。
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総責任者・担当医について
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藤井 政樹
東京医科歯科大学出身/
博士号 取得ドクター
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(認定医)
当院長は、インプラント治療の世界的な専門家医とされる『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を持つ歯科医師です。東京医科歯科大学歯学部附属病院にて最先端の治療の研鑽を積み、また、歯科医師の先生方に向けた教育・指導者としての役割を担ってまいりました。難症例を含む様々な相談実績、治療経験が豊富にございます。
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藤井 政樹院長は、歯科医師人生の99%をインプラント治療に捧げてまいりました。それら経験を活かし、患者さん一人ひとりのお悩み解決に役立てるよう親身にお応えしております。
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