インプラント治療は、しっかり噛めるようになるというメリットがある一方で、入れ歯やブリッジと比較すると数倍の費用がかかる場合もあり、「なぜこんなに高いの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、インプラント治療は高度な技術、精密な機器、安全な環境が必要となるため、ほかの治療より費用が高くなる明確な理由があります。
また、医院ごとの価格差にも適正な根拠があり、その違いを理解しておくことは後悔しない治療選びに欠かせません。
この記事では、インプラントの費用が高額になる理由、価格差が生まれる背景、治療を受ける際に気をつけたいポイント、そしてインプラント以外の選択肢まで、分かりやすく解説します。
インプラントが高い理由①:
インプラント自体の価格
信頼できるブランドかどうか?
インプラントは世界中で多くのメーカーが製造していますが、品質や研究データの量には大きな差があります。
ストローマン、ノーベルバイオケアなど世界的に使用されているトップブランドは、長期データが豊富で、体になじみやすい加工技術が優れており、失敗率が低く、治療後の安定性が高いことが特徴です。
これらのメーカーは研究開発費や臨床データの蓄積にコストをかけているため、メーカー自体の価格が高く設定されています。
安全性、信頼性を重視する医院ほど、こうした高品質なブランドを採用する傾向があります。
インプラント自体の精密さや技術
インプラントはただの金属製ネジではなく、体内で長く安定するために高度な工業技術が必要です。
- 骨となじむための特殊な表面処理
- 細菌が入り込みにくい精密加工
- 上部構造との適合性を高める連結構造
など、細かな技術が積み重なっており、それ自体が高い価値を持っています。
安価なメーカーはインプラントの製造品質にかけられているコストが低く、精度や保証体制に不安があるケースもあります。
部品の多さや品質
インプラント治療には、人工歯、アバットメントなど複数のパーツが必要です。
これらの部品もメーカーごとに品質差があり、強度や審美性、保証体制などによって価格が変動します。
材料の質を落とせば費用を下げることは可能ですが、その分、長期安定性に影響する場合もあります。
インプラントの仕組み・構造とは?インプラントが高い理由②:
歯科医師の技術
勉強会を重ねる
インプラント治療は、単にインプラントを埋め込むだけではなく、解剖学、生理学、噛み合わせの知識、外科的技術、そして長期的なメンテナンスの考え方まで、幅広い専門知識が求められます。
このため、歯科医師は国内外のセミナーや勉強会、大学病院での研修などを通じて、継続的にスキルをアップデートし続ける必要があります。
インプラントの世界は新しい技術や材料が次々と登場するため、常に学び続ける姿勢が不可欠です。
こうした研修、学会参加には費用や時間が必要であり、治療の質を維持しようとする医師ほど、自己投資に力を入れています。結果として、その技術料が治療費に反映される形となります。
ブランドごとに研修もあり
トップブランドのインプラントは、メーカーが提供する専門研修を受けなければ取り扱えないものもあります。
安全な治療のためにメーカーごとの技術講習や実習が行われるため、こうしたトレーニングを積んでいる歯科医師ほど治療費が高くなる傾向があります。
難症例への対応力
インプラント治療の中でも、骨が薄い、骨量不足、歯周病の既往、全身疾患があるなどのいわゆる難症例は判断を誤ると失敗を招くリスクが高まります。
経験豊富な歯科医師は、CT画像の読み取りから骨造成の必要性、埋入角度の調整、噛み合わせの力の分散まで、総合的な判断力を持っています。
技術力の高い歯科医師ほど、トラブルの発生率が低く、治療後の安定性も高いため、結果として費用以上の価値を感じられるケースが多くあります。
インプラントの名医とは?インプラントが高い理由③:
設備費用
CTなどの機器
インプラント治療では骨の状態を正確に把握できるかどうかが成功を左右します。
2次元のレントゲンだけでは骨の厚みや神経の走行、上顎洞の形態までは把握しきれず、埋入位置のズレによるトラブルにつながることがあります。
そのため、精密な治療には歯科用CTが欠かせません。
CTを用いた精密な診断により、安全性は飛躍的に向上し、患者の安心にもつながります。
こうした設備を整えている医院ほど費用は高くなりますが、その分治療の精度が向上します。
オペ室などの設備
インプラント治療は外科手術に該当するため、清潔域を保つための専用オペ室がある医院では安全性が大きく向上します。
通常の診療室とは異なり、
- 空調による粉塵、細菌抑制
- 感染対策に特化した設計
- 術中トラブルに対応できる生体モニター
などが整備されており、外科的処置に適した環境が維持されています。
また、オペ室の設備更新やメンテナンスも継続的に費用がかかるため、治療費にも反映されます。
安全性を最優先に考えた医院ほど、設備投資がしっかり行われているため、費用差が生じるといえます。
清潔を保つために
近年、歯科医院での感染対策は非常に重要視されています。
インプラント治療では血液を伴う処置が多いため、使用する器具はすべて滅菌し、滅菌パックを都度交換することが必須です。
また、手術用ガウン、手袋、ドレープ、滅菌水などの消耗品も毎回新品を用意する必要があります。
こうした消耗品や衛生管理にかかる費用は積み重なると大きな額になり、安全な治療環境を維持している医院ほど、必要経費として治療費に反映されることになります。
保険が使えない理由は?
保険制度は最低限の治療のみ行う
日本の保険診療は、国民が最低限の健康機能を損なわないための制度です。
インプラントは、天然歯に近い噛み心地や見た目の良さなど、より高度な機能回復を目的としているため、選択的な自由診療とされます。
つまり、医療として必要不可欠な治療ではなく、より良い生活の質(QOL)を求める治療と分類されるため、保険が適用されないのです。
その結果、材料費、技術料、設備投資など、治療に必要なすべての価格を医院が独自に設定するため、治療費が高くなります。
医療費控除を受けられる
インプラント治療そのものは保険適用外ですが、医療費控除の対象には含まれるため、一定額以上の医療費を支払った場合、確定申告で税金の還付を受けられます。
これは高額になりやすいインプラント治療において非常に重要な制度であり、実質的な費用負担を軽減してくれます。
医療費控除の対象となる費用には、治療費だけでなく通院交通費が含まれる場合もあるため、事前に医院から説明を受けておくと安心です。
デンタルローンや
分割払いについて
初期費用の負担を抑えられる
インプラント治療は高額になりやすいため、全額を一括で支払うことが難しい方も少なくありません。
デンタルローンを利用することで、治療開始時に高額な費用を用意しなくてもすぐに治療を受けられるのは大きなメリットです。
また、デンタルローンは医療目的のため、一般的なカードローンよりも低金利に設定されていることも多く、計画的に利用すれば費用の負担を軽減できます。
無理なく返済計画が立てられる
デンタルローンでは支払い回数を自由に選べるため、毎月の出費をコントロールしながら治療を進められます。
例えば、36回・60回・84回など、長期分割を選べば月々の支払い金額を下げることができますし、余裕のあるときに繰り上げ返済をすることも可能です。
「費用の負担が気になって治療を先延ばしにしてしまう」という状況を防げるため、人生の質(QOL)を早期に改善するための手段としても非常に有効です。
インプラントは長期的に見れば十分な価値がある治療だからこそ、支払い方法の選択肢があることで、より現実的に検討しやすくなります。
医院ごとに取り扱いが異なる
デンタルローンは医院によって取り扱う会社や条件が異なります。
- 選べる分割回数
- 金利の違い
- 審査のスピード
- ボーナス併用可能かどうか
などが医院ごとに変わるため、治療を検討する際には事前に確認することが大切です。
医院によっては、金利の一部を医院側が負担してくれるプランを用意している場合もあり、総支払額を抑えられることもあります。
分割払いでの治療を考えている方は、複数医院を比較しながら自分に合った支払い方法を選びましょう。
インプラント以外の選択肢
入れ歯
入れ歯はインプラントに比べて費用を大幅に抑えられる治療法で、保険診療内で作ることも可能です。
特に短期間で歯を補いたい場合には有効であり、外科処置も必要ないため、持病などでインプラントが難しい方にも適した方法です。
ただし、装着時の違和感が出やすいこと、強く噛みにくいこと、硬いものが食べづらいことなど、機能面ではインプラントに劣ります。
また、入れ歯は定期的な調整が必要で、数年ごとに作り替えることもあるため、長期的にはメンテナンス費用が重なる可能性もあります。
見た目の良さや噛み心地を重視する方にとっては、物足りなさを感じる場合もあるため、メリットとデメリットを理解して選ぶ必要があります。
ブリッジ
ブリッジは両隣の歯を削って固定する治療法で、固定式の歯でしっかり噛めるというメリットがあります。
手術が不要で比較的短期間で治療が完了する点もメリットです。
しかし、左右の歯を削る必要があるため、将来その歯が弱くなったり、むし歯や歯周病のリスクが高くなったりするデメリットもあります。
さらに、欠損部の骨が徐々に痩せてしまうことがあり、見た目の変化が起きることもあります。
ブリッジは有効な選択肢の一つですが、自分の歯の状態や年齢、長期的な視点を踏まえて判断することが大切です。
インプラント以外の治療法について治療内容を良くするために
さまざまな費用が
かかっている
インプラント治療が高額になるのは、医師の技術、使用する材料、設備、安全環境など、多くの要素が関わっているためです。
高すぎると感じる場合でも、その価格の背景には明確な根拠があることを理解することで、治療の判断がしやすくなります。
また、医院ごとに費用差が生じる理由も、安全性、精度、使用材料などに基づくものであり、単純な安い・高いだけで比較することは危険です。
後悔しない治療を選ぶためには、治療内容や設備、安全対策について説明してくれる医院を選び、自分の価値観に合った治療プランを見つけることが大切です。
インプラントについて
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(60分相談のご案内)
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総合的な治療をご提案しています
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東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科では、インプラントに関する「60分相談(CT診断含む)」を実施しております。
当院では、しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者さんのお話を丁寧に伺います。
むりに治療を勧めることや、ご納得頂かないまま治療に進むといったことは一切ございませんので、リラックスして何でもお尋ねください。
「信頼できるインプラントの専門家医の意見が聞きたい」、「インプラントが上手い歯医者を探している」
「他院でインプラントを断られてしまった」という方も、どうぞ安心して当院にいらしてください。
セカンドオピニオンにも
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セカンドオピニオンとは、患者さんがより良い歯科治療を受けようとされる際に、複数の医師に意見を求め、今後の治療や医院選びの参考にしていただくことを目的とします。
当院にはセカンドオピニオンのご相談も多数ございます
- 初めてのインプラントを検討している方
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見つからない方 - 使用中のインプラントの調子が悪い方
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困っている方 - 実績と医学的根拠に基づく確かな治療を
受けたい方 等
上記のようなお悩みを抱え「どこに相談して良いのか困っている」という患者さんの受け皿となれるよう、引き続き努力してまいります。
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総責任者・担当医について
院長
藤井 政樹
東京医科歯科大学出身/
博士号 取得ドクター
ITI公認インプラントスペシャリスト
(認定医)
当院長は、インプラント治療の世界的な専門家医とされる『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を持つ歯科医師です。東京医科歯科大学歯学部附属病院にて最先端の治療の研鑽を積み、また、歯科医師の先生方に向けた教育・指導者としての役割を担ってまいりました。難症例を含む様々な相談実績、治療経験が豊富にございます。
当院では、通常では大学病院で行うようなケースにおいても、医学的根拠に基づき安全性・確実性を最大限に高めたインプラント治療を行うことが可能です。
藤井 政樹院長は、歯科医師人生の99%をインプラント治療に捧げてまいりました。それら経験を活かし、患者さん一人ひとりのお悩み解決に役立てるよう親身にお応えしております。
インプラントに関してお困りの方は、どうぞ安心して東京のインプラント専門家医「東京日本橋あさひ歯科」にご相談ください。