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【将来を見据えて】
インプラントは老後に
後悔する?よくある不安と
対策を歯科医が解説

目次

    インプラント治療は良い治療法ですが、一方で、年を取ってからメンテナンスができなくなったらどうなるのかといった将来への不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    インプラントは一度治療を行うと長く使い続けることが前提となるため、今だけでなく将来の生活や体調の変化まで見据えて考えることが重要です。

    この記事では、インプラントが老後に問題になる可能性はあるのか、どのような点で後悔しやすいのか、そして後悔を防ぐためにできる対策について分かりやすく解説します。

    インプラントは老後に
    後悔することがあるのか

    老後が不安と感じる人が
    増えている理由

    インプラントは高額な治療であり、外科手術を伴う点から、年齢を重ねたあとに問題が起きたらどうしようと不安を抱く方が増えています。
    また、介護や通院の負担、体力の低下など、若い頃には想像しにくい将来の変化を意識する人が多くなっていることも理由の一つです。

    インプラントは一生もつ治療なのか

    インプラントは適切な管理を行えば長期間使用できる治療ですが、一生トラブルなく使えるというものではありません
    天然歯と同様に、清掃状態や噛み合わせ、全身の健康状態によって寿命は左右されます。
    そのため、過度な期待を持たず、管理が必要な治療であると理解することが大切です。

    後悔する人と満足している人の違い

    後悔している人の多くは、治療後は何もしなくてよいと思っていたケースです。
    一方で、満足している人は、治療前からメンテナンスの重要性や将来のリスクを理解し、歯科医院と長期的な関係を築いています。

    老後に不安を感じやすい
    インプラントのポイント

    高齢になると
    メンテナンスが難しくなる不安

    インプラントは、治療後の定期的なメンテナンスが欠かせません
    高齢になると手先が不自由になったり、視力が低下したりして、セルフケアが難しくなることがあります。
    この点を不安に感じる方は多いです。

    通院が負担になる可能性

    年齢を重ねるにつれ、車の運転ができなくなる、公共交通機関の利用が大変になるなど、通院そのものが負担になることがあります。
    インプラントは定期管理が前提となるため、通いやすさは将来を考える上で重要な要素です。

    骨に関する疾患の問題

    糖尿病や骨粗しょう症など、年齢とともに発症しやすい病気は、インプラントの維持にも影響を与えることがあります。
    若い頃は問題なくても、将来的な体調変化を考慮する必要があります。

    インプラントを将来
    外すことになるケースとは

    1)インプラント周囲炎が
    進行した場合

    インプラント周囲炎は、インプラントの周囲に炎症が起こる病気です。
    歯周病と似た病態ですが、インプラントには歯根膜が存在しないため、炎症が進行すると骨が溶けるスピードが早い傾向があります。
    初期段階では腫れや出血といった軽い症状しか出ないことも多く、痛みがほとんどないまま進行してしまうケースも少なくありません。
    そのため、「気づいたときには骨が大きく失われていた」という状況になり、インプラントの保存が難しくなることがあります。
    定期的なメンテナンスを受けていない場合や、セルフケアが不十分な状態が続いた場合に起こりやすく、結果としてインプラントを除去せざるを得なくなる原因の一つになります。

    2)全身疾患や
    服薬の影響が出た場合

    年齢を重ねるにつれて、糖尿病、心疾患、骨粗しょう症などの全身疾患を抱える方は増えていきます。
    これらの病気は、インプラント周囲の組織の治癒や免疫力に影響を与えることがあります。
    また、骨の代謝に影響する薬や、免疫を抑制する薬を長期間服用するようになると、インプラント周囲の骨や歯肉が弱くなり、トラブルが起こりやすくなる場合もあります。
    こうしたケースでは、歯科だけで判断するのではなく、主治医と連携しながら治療方針を考える必要があります。
    状況によっては、インプラントの維持よりも除去を選択した方が安全と判断されることもあります

    3)破損

    インプラントは人工の歯であるため、噛み合わせの力を適切にコントロールすることが非常に重要です。
    噛み合わせのバランスが崩れると、インプラント体や上部構造に過度な力が集中し、ネジの緩み、被せ物の破損、最悪の場合はインプラント体の破損につながることがあります。
    特に加齢によって噛み合わせが変化した場合や、残っている天然歯の状態が変わった場合には、インプラントへの負担が知らないうちに増えていることがあります。
    こうしたトラブルを放置すると修復が難しくなり、結果的にインプラントを外す選択を迫られることもあります。

    4)介護が必要になった場合の対応

    将来的に介護が必要な状態になると、これまで問題なく行えていた歯みがきや清掃が難しくなることがあります。
    インプラントは、天然歯以上に丁寧な清掃が必要なケースもあり、十分な口腔ケアが行えない状態が続くと、インプラント周囲炎のリスクが高くなります。
    また、介護環境によっては定期的な歯科受診が難しくなり、トラブルの早期発見ができなくなることもあります。
    こうした状況では、インプラントを維持すること自体が負担になる場合があり、管理のしやすさを優先して除去を選択するケースもあります。

    老後にインプラントの手術や
    再治療はできる?

    高齢でも手術が可能なケース

    インプラント治療は何歳までという明確な年齢制限があるわけではありません
    全身状態が安定しており、外科処置に耐えられる体力があれば、高齢であっても手術が可能なケースは多くあります。
    実際に、70代や80代でインプラント治療を受け、食事や会話の質が向上したという方もいます。重要なのは年齢そのものではなく、現在の健康状態です。

    年齢よりも重視される判断基準

    インプラント治療の可否を判断する際に重視されるのは、持病のコントロール状況、服用している薬の内容、骨の量や質、口腔内の清掃状態などです。
    これらを総合的に評価した上で、安全に手術が行えるか、術後の管理が可能かどうかが判断されます。年齢だけを理由に治療を断られることは少なく、むしろ全身管理と口腔管理がどこまでできるかが大切になります。

    再手術、除去が
    必要になった場合の負担

    インプラントの再治療や除去は、初回の手術よりも難易度が高くなることがあります。
    骨が減っている状態での処置は、身体的な負担だけでなく、精神的な不安も大きくなりがちです。
    高齢になるほど回復に時間がかかる傾向があるため、再治療が必要になった場合の負担は無視できません。
    そのため、最初の治療段階で将来のリスクを想定しておくことが重要です。

    老後を見据えた
    インプラントの
    メリットと限界

    しっかり噛めることで
    得られる生活の質

    インプラントの大きなメリットは、噛む力が安定し、食事の自由度が高い点です。
    硬いものや繊維質の多い食材も比較的問題なく噛めるため、食事の選択肢が広がります。
    しっかり噛めることは、単に食事を楽しめるだけでなく、栄養バランスの改善や消化機能の維持にもつながります。
    高齢になると食事量が減りやすくなりますが、噛みにくさが原因で食事が偏るケースも少なくありません。
    インプラントによって噛む機能が保たれることは、老後の体力維持や健康寿命を考える上でメリットといえます。

    天然歯に近い感覚が長く続く点

    インプラントは顎の骨に固定されるため、装着時の違和感が少なく、会話や食事が自然に行える点も多くの方が満足している理由です。
    入れ歯のようなズレや外れる不安が少なく、人前で話す機会が多い方にとっては心理的な安心感にもつながります。
    見た目も比較的自然に仕上がるため、歯を失ったことを意識せずに生活できるという点を重視する方には大きなメリットがあります。

    老後を考えたときの
    他の治療法との比較

    入れ歯とインプラントの違い

    入れ歯は外科手術が不要で、比較的短期間で作製できる点が特徴です。
    また、体調の変化に応じて作り直しや調整がしやすく、将来的な管理のしやすさを重視する方には適した治療法といえます。
    一方で、噛む力や安定性には限界があり、食事中に外れたり、痛みが出たりすることがあります。特に総入れ歯の場合、噛む力が低下することで食事内容が制限されるケースも見られます。

    ブリッジと比べた場合の考え方

    ブリッジは、失った歯の両隣の歯を支えにして被せ物を装着する治療法です。
    外科手術を避けたい方にとっては、比較的選びやすい方法といえます。
    しかし、健康な歯を削る必要がある点や、支えとなる歯に負担が集中しやすい点がデメリットです。
    将来的に支えの歯が弱くなると、ブリッジ全体のやり直しが必要になることもあります。

    インプラント以外の治療法について

    老後に後悔しないために
    今できる対策

    定期メンテナンスを前提に考える

    インプラント治療は、手術で終わるものではなく、治療後のメンテナンスまで含めて成り立つ医療です。
    老後まで使い続けることを考えるなら、定期的な検診やクリーニングを無理なく続けられるかを事前に考えておくことが重要です。

    将来の通院や介護まで見据えて

    今は問題なく通院できていても、将来的に移動が難しくなる可能性は誰にでもあります。
    自宅から通いやすい立地か、長期的にフォローしてもらえる体制があるかなど、将来を見据えた視点で医院を選ぶことが安心につながります。

    歯科医院選びで確認しておきたい点

    インプラントは長期管理が必要な治療のため、治療実績だけでなく、メンテナンス体制も重要です。
    メリットだけでなく、将来的なリスクや限界についてもきちんと説明してくれる歯科医院を選ぶことが、後悔を防ぐポイントになります。

    インプラント以外の
    選択肢も知っておく

    インプラントが最適とは限らないケースもあります。
    将来の体調変化や生活環境によっては、入れ歯や他の治療法の方が負担が少ない場合もあります。複数の選択肢を知った上で、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

    不安は事前に解消してから
    治療を受ける

    インプラントは、老後に必ず後悔する治療ではありません
    噛む機能や見た目の良さといった大きなメリットがある一方で、定期的な管理や将来の体調変化を考慮する必要があります。
    重要なのは、今できるかどうかだけで判断するのではなく、老後の生活や健康状態まで見据えたうえで治療を選ぶことです。
    十分な説明を受け、納得した上で選択することが、将来の不安を減らす最善の対策といえるでしょう。

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    東京日本橋あさひ歯科院長
    東京日本橋あさひ歯科
    院長

    藤井 政樹

    東京医科歯科大学出身/
    博士号 取得ドクター
    ITI公認インプラントスペシャリスト
    (認定医)

    当院長は、インプラント治療の世界的な専門家医とされる『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を持つ歯科医師です。東京医科歯科大学歯学部附属病院にて最先端の治療の研鑽を積み、また、歯科医師の先生方に向けた教育・指導者としての役割を担ってまいりました。難症例を含む様々な相談実績、治療経験が豊富にございます。

    当院では、通常では大学病院で行うようなケースにおいても、医学的根拠に基づき安全性・確実性を最大限に高めたインプラント治療を行うことが可能です。

    藤井 政樹院長は、歯科医師人生の99%をインプラント治療に捧げてまいりました。それら経験を活かし、患者さん一人ひとりのお悩み解決に役立てるよう親身にお応えしております。

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