東日本橋あさひ歯科

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抜歯からインプラント
までの流れとは?
抜歯が必要なケースや
根尖性歯周炎などのケース
も解説

インプラント治療を検討する際、歯を抜かないといけないのか、抜歯後すぐにインプラントはできるのかと疑問を抱く方がいらっしゃるかもしれません。
特に、根尖性歯周炎などで抜歯を勧められた方にとっては、今後の選択肢としてインプラントが可能かどうかも気になるところではないでしょうか。

この記事では、抜歯が必要なケースからインプラント治療までの一連の流れ、判断のポイントや治療前に必要な処置について詳しく解説します。

抜歯が必要になる
主なケース

抜歯が必要になる主なケース

重度のむし歯

むし歯が深く進行してしまうと、歯の神経が壊死し、さらに感染が根の先にまで達することがあります。

通常は根管治療で歯の保存が試みられますが、歯質が大きく失われている場合は、抜歯が必要と判断されます。

歯の破折

歯が折れてしまった場合、その位置や方向によって対応が異なります。例えば、噛む面が少し欠けただけであれば修復が可能な場合もあります。

しかし、根の部分まで縦に割れている歯根破折は、修復が困難で、かつ破折部分から細菌が侵入しやすいため、感染のリスクが高くなります。そのため、早期の抜歯が必要とされるケースです。

重度の歯周病

歯周病が進行すると、歯を支える骨が少しずつ吸収されていきます。
初期段階では歯肉の腫れや出血といった症状が中心ですが、重度になると歯の動揺が顕著になり、日常生活でも噛みにくくなるなどの支障が出てきます。
周囲の歯や骨にまで影響する場合には、治療の一環として抜歯を選ぶこともあります。

歯周再生療法などの選択肢もありますが、効果が見込めない場合も抜歯が適応されます。

根尖性歯周炎

根尖性歯周炎とは、歯の神経が死んだことにより、根の先に膿がたまり、慢性的な炎症を起こしている状態です。

基本的には根管治療を行いますが、根管が非常に複雑だったり、以前に行われた治療で薬剤が取り切れなかったりする場合などは、症状の再発を繰り返すことがあります。
そのようなケースでは、最終的に抜歯を選択することになります。

抜歯からインプラント治療
までの基本的な流れ

抜歯からインプラント治療までの基本的な流れ

初診、診断

まずは歯科医院で診察を受け、問診や視診に加えてレントゲンやCT撮影などの精密検査を行います。

この段階では、現在の歯が保存可能かどうかの判断も行われ、もし抜歯が必要な場合には、インプラントに移行できるかどうか、骨造成の有無や治療期間の目安も含めた説明があります。

抜歯

診断の結果、保存が難しいと判断された歯を抜歯します。
抜歯は炎症や感染を伴っている場合も多く、処置後の止血、消毒、抗生剤投与などによる術後管理が重要です。

抜歯の際には周囲の骨や歯肉を極力損傷しないように行い、インプラント埋入に向けて良好な環境を残すことが求められます。

抜歯後の治癒期間

抜歯後はすぐにインプラントができるとは限りません。
歯を抜いた後の抜歯窩には骨や歯肉が再生していきますが、この治癒過程には個人差があります。
炎症の程度や年齢、全身疾患の有無、喫煙習慣などが治癒期間に影響を与えることもあります。

通常は2ヵ月〜3ヵ月ほどで粘膜や骨の基礎が安定しますが、場合によっては半年以上の期間を要することもあります。

骨造成

抜歯によって顎の骨が薄くなったり、高さや幅が不足していたりすると、インプラントを安全に埋入することができません。
そのような場合には、骨造成という方法で骨を補う治療を行います。

これらの骨造成はインプラント手術と同時に行うこともありますが、骨が安定するまでに数ヵ月を要することがあります

インプラント埋入手術

骨と歯肉の状態が整ったら、インプラント体を顎の骨に埋入する手術を行います。 局所麻酔下で行うことが多く、通常は1時間程度で完了します。

術式には1回法と2回法があり、1回法ではインプラント体の一部を粘膜の外に出したまま治癒させるのに対し、2回法では完全に粘膜内に埋めてから再手術で露出させる手順を取ります。

インプラント手術の
「1回法」と「2回法」とは

治癒期間

埋入したインプラント体は、時間をかけて骨と結合していきます。
この期間は、3ヵ月~6ヵ月ほどかかることがあります。

治癒期間中は、必要に応じて仮歯を使用して審美性や咀嚼機能を一時的に補うことも可能です。

骨との結合が不十分なまま負荷をかけてしまうと、インプラントが脱落するリスクがあるため、安静を保つことが重要です。

アバットメント装着、型取り

インプラントが骨としっかり結合したことを確認したら、次にアバットメントと呼ばれる連結パーツを装着します。
これはインプラント体と人工歯をつなぐ部品で、歯肉の上に露出する部分です。

アバットメントを装着した後は、歯肉の状態を整えた上で型取りを行い、上部構造を作製する準備に入ります。

人工歯の装着、完成

技工所で作製された人工歯をインプラントに装着します。
色調や形は他の歯と自然に馴染むように設計され、噛み合わせの微調整も慎重に行います。

これでインプラント治療は一応の完了となりますが、ここからが本当のスタートでもあります。
インプラントは天然歯のように虫歯にはなりませんが、歯周病に似たインプラント周囲炎になることがありますので、定期的なメンテナンスと毎日のケアが非常に大切です。

インプラントの正しいケア方法とは?

根尖性歯周炎と
インプラントの関係

根尖性歯周炎とインプラントの関係

根尖性歯周炎とは

根尖性歯周炎とは、歯の神経がむし歯や外傷によって壊死し、根の先端部に慢性的な炎症や膿がたまってしまう病気です。

通常は根管治療によって改善が見込めますが、根管が複雑で細菌の除去が不十分な場合や、過去の治療が不完全で再発している場合は、なかなか治癒しません
そのような場合、再根管治療や外科的処置を試みても改善しないことがあり、最終的に抜歯となることがあります。

感染リスクの管理が必要

根尖性歯周炎のような感染性疾患がある歯を抜いた直後には原則、インプラントをすぐに埋入することはできません。

膿や炎症が残っている状態でインプラントを行うと、インプラント周囲に感染が広がり、初期固定不良やインプラント周囲炎を引き起こすリスクが高くなります。
そのため、まずは抜歯を行い、感染源を完全に除去した上で、歯肉と骨の自然な治癒を待ちます

治癒には通常2ヵ月〜3ヵ月程度を要しますが、感染の度合いや体質によってはさらに期間が延びることもあります。

骨吸収への対応

根尖性歯周炎によって炎症が長期間続いた歯では、根の周囲の歯槽骨が溶けてしまっていることがよくあります。

骨が不足していると、インプラントを十分に支えることができないため、人工的に骨を補う骨造成が必要になります。

根尖性歯周炎の期間が長いほど、骨造成が必要になる確率が高くなります。

「骨造成」とは?

インプラントを抜歯(抜去)
するケースとは

インプラントを抜歯(抜去)するケースとは

インプラントを抜去する時とは?

抜歯(抜去)は天然の歯だけでなく、時にインプラントにも必要になります。

基本的に長期間使用できるよう設計されていますが、様々な状態の変化により、やむを得ず抜去を選択しなければならないことがあります。

インプラント周囲炎が進行した場合

インプラントを支える周囲の骨や歯肉が炎症を起こすインプラント周囲炎が重度に進行すると、インプラントが動揺したり、骨の吸収が進んだりすることがあります

放置すると感染が広がるため、やむを得ず抜去となる場合があります。

インプラント周囲炎とは?

インプラント体の破折

過剰な力や咬合の不具合によって、インプラント体自体が破折することがあります。
このような場合、修復が困難なため抜去となります。

位置や角度の不適合

埋入されたインプラントの位置や角度が悪く、噛み合わせや審美性に問題が出ているケースで、補綴物による対応が難しい場合、インプラントを抜去し再治療が選択されることもあります。

被せ物(上部構造)の再作製が
困難な場合

インプラント上部の人工歯が破損した場合でも、土台部分の規格が古く、すでに製造中止となっている場合は、修復できずにインプラント自体の抜去が必要となることがあります。

全身疾患の悪化などで
管理が難しくなった場合

高齢化や持病の進行などにより、口腔衛生の自己管理が困難となった場合、インプラントを維持することが難しくなり、感染や合併症のリスクを避ける目的で抜去されることがあります。

抜歯後の選択肢として
インプラントを検討する際の
ポイント

抜歯後の選択肢としてインプラントを検討する際のポイント

抜歯からインプラントまでの流れは、患者様の状態や歯の状態、骨の量や質によって大きく変わります。
根尖性歯周炎のような感染性疾患の場合は、抜歯後の十分な治癒と感染除去を行った上で、インプラントに進むことが大切です。

インプラント成功のカギは埋入時の手術だけでなく、事前の診断と治療計画にあります。
抜歯の段階から信頼できる歯科医院でしっかりと相談し、納得のいく治療を受けることが、長期的に満足のいく結果につながります。

インプラントについて
相談したい方へ
(60分相談のご案内)

各分野の専門家医と連携した
総合的な治療をご提案しています

  1. 東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科では、インプラントに関する「60分相談(CT診断含む)」を実施しております。

    当院では、しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者さんのお話を丁寧に伺います。
    むりに治療を勧めることや、ご納得頂かないまま治療に進むといったことは一切ございませんので、リラックスして何でもお尋ねください。

    60分相談のご案内

「信頼できるインプラントの専門家医の意見が聞きたい」、「インプラントが上手い歯医者を探している」
「他院でインプラントを断られてしまった」という方
も、どうぞ安心して当院にいらしてください。

セカンドオピニオンにも
対応しております

セカンドオピニオンとは、患者さんがより良い歯科治療を受けようとされる際に、複数の医師に意見を求め、今後の治療や医院選びの参考にしていただくことを目的とします。

当院にはセカンドオピニオンのご相談も多数ございます

  • 初めてのインプラントを検討している方
  • 治療を引き受けてくれる医院が
    見つからない方
  • 使用中のインプラントの調子が悪い方
  • インプラントのメーカーが分からず
    困っている方
  • 実績と医学的根拠に基づく確かな治療を
    受けたい方 等

上記のようなお悩みを抱え「どこに相談して良いのか困っている」という患者さんの受け皿となれるよう、引き続き努力してまいります。

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当院のインプラント
総責任者・担当医について

東京日本橋あさひ歯科院長
東京日本橋あさひ歯科
院長

藤井 政樹

東京医科歯科大学出身/
博士号 取得ドクター
ITI公認インプラントスペシャリスト
(認定医)

当院長は、インプラント治療の世界的な専門家医とされる『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を持つ歯科医師です。東京医科歯科大学歯学部附属病院にて最先端の治療の研鑽を積み、また、歯科医師の先生方に向けた教育・指導者としての役割を担ってまいりました。難症例を含む様々な相談実績、治療経験が豊富にございます。

当院では、通常では大学病院で行うようなケースにおいても、医学的根拠に基づき安全性・確実性を最大限に高めたインプラント治療を行うことが可能です。

藤井 政樹院長は、歯科医師人生の99%をインプラント治療に捧げてまいりました。それら経験を活かし、患者さん一人ひとりのお悩み解決に役立てるよう親身にお応えしております。

インプラントに関してお困りの方は、どうぞ安心して東京のインプラント専門家医「東京日本橋あさひ歯科」にご相談ください。

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日付:

オールオン4は
上だけでもできる?
片顎治療の流れと
メリット・デメリット

オールオン4は最少4本のインプラントで全体の歯を支える治療です。

オールオン4に対して「上下両方しなければ意味がないの?」「上だけの治療ってできるの?」と疑問を抱く方も多いですが、実際には上顎だけといった片顎でのオールオン4治療も可能です。

この記事では、上顎だけの治療が適応となるケース、治療の流れ、メリット、デメリットまで詳しく解説します。

オールオン4の構造

オールオン4は、全ての歯を失った、あるいは重度の歯周病などで抜歯が必要な状態の方に対して行われる、インプラント治療の一種です。

この治療では、片顎に最少4本のインプラントを埋め込むことで、全ての人工歯を支えることができます。
従来のように1本ずつインプラントを埋入するのではなく、前方に2本、そして後方に斜め方向から2本を埋入するのが特徴で、限られた骨量でも安定した固定が得られるよう設計されています。

埋入場所が選べるため、インプラントを支える骨が少ない場合でも手術が可能です。
ただし、上顎は下顎に比べて骨が柔らかく、インプラントの安定性を得るために追加の骨造成が必要になるケースも少なくありません。

そのため、上顎でオールオン4を行う場合は、特に骨の状態を正確に把握した上での計画が求められます

インプラントの「骨造成」とは?

上だけでもできるケースと
全顎治療した方が
いいケース

上顎だけで対応できるケース

オールオン4は、上顎のみを対象とした片顎治療にも対応できます。

例えば、上顎の歯を全て失っていても、下顎には健康な歯が残っており、咀嚼機能に問題がない場合には、上顎だけの治療でも十分に機能することがあります。

また、噛み合わせに大きなズレがなく、顎の位置や噛む力のバランスが保たれていることも重要な点です。

さらに、全身状態が安定していて、インプラントを支えるのに必要な上顎の骨量が確保できれば、片顎のみのオールオン4で良好な結果が得られる可能性があります

全顎治療を検討した方が
良いケース

一方で、上下のバランスや機能面を考慮すると、上顎だけでなく下顎も同時に治療した方が良いケースもあります。

例えば下顎の歯がぐらついていたり、重度の歯周病にかかっていたりする場合には、今すぐ問題がなくても、将来的に抜歯や再治療が必要になる可能性が高いため、先回りして両顎を治療する方が良いケースも多いです。

また、咬合全体が崩れていて噛み合わせが不安定な場合や、上顎だけに人工歯が入り、下顎が天然歯のままだと見た目のバランスが悪くなってしまう場合もあります。
このような場合には、最初から上下同時に治療を行うことで、見た目や機能性が大きく改善されることが多く、結果的に患者様の満足度も高くなる傾向にあります。

上顎だけ治療する際の流れ

初診、精密検査

まずはカウンセリングを行い、患者様の悩みや希望を丁寧にお聞きします。
その上で、CT撮影、パノラマレントゲン、口腔内写真、歯周病検査、噛み合わせの評価などを通して、インプラントが安全に埋入できるかを診査します。

また、上顎だけを治療する場合でも、下顎との咬み合わせや対合歯の状態が大きく関係してくるため、片顎治療でバランスが取れるかどうかも含めて総合的に判断します。

治療計画の立案

検査結果をもとに、インプラントをどの位置に、どの角度で、どの深さまで埋入するかを詳細に設計します。
特に上顎は骨がやわらかく吸収もしやすいため、傾斜埋入や長めのインプラントの使用など、安定性を高める工夫が求められます。

骨の量や厚みが不十分な場合には、ソケットリフトやサイナスリフトといった骨造成術を併用することもあります。

インプラント手術

局所麻酔下で、上顎に4本のインプラントを埋入します。

骨の状態が良好であれば、手術当日に仮歯を装着する即時荷重も可能です。
手術直後から噛める状態になるため、食事や会話がすぐにできるという大きなメリットがあります。

一方で、骨がやわらかかったり、初期固定が不安定な場合には、一定期間の安静と骨結合を待つことが選択されます。

治癒期間~最終上部構造の装着

インプラントと骨がしっかりと結合するには、通常3ヵ月〜6ヵ月程度の治癒期間が必要です。
この期間は、インプラントが顎の骨と一体化するオッセオインテグレーションが進行する大切な段階です。

治癒が確認された後は、仮歯からセラミック製やジルコニア製の最終上部構造へと移行します。
最終補綴物は、色や形、かみ合わせを患者様に合わせて作製され、装着後には最終的な調整やメンテナンスの説明も行われます。

上顎だけ行う際のメリット

費用を抑えられる

上下同時にオールオン4を行う場合に比べ、治療費用を半分程度に抑えることができます

オールオン4は自由診療に分類されるため、費用負担が大きくなりがちですが、片顎のみであれば比較的手の届きやすい範囲に収まるため、治療に踏み切りやすくなるという声も多く聞かれます。

限られた予算の中で、まず上顎から始めたいという方にも適しています。

身体への負担が少ない

手術部位が片顎のみで済むことにより、手術時間が短縮され、術後の出血や腫れ、痛みも抑えられる傾向にあります。
これは高齢の方や、糖尿病や心疾患などの全身的なリスクを抱えている方にとっては、大きなメリットです。

また、術後の回復も比較的スムーズに進みやすく、日常生活への影響も少なくなります

下顎の歯が健康なら残せる

上顎だけの治療で済むということは、下顎にまだ健康な歯が残っている場合、その天然歯をできるだけ活かすことができるというメリットがあります。

オールオン4は基本的に全ての歯を抜いてインプラントを埋入する治療法であるため、全顎で行うと多くの歯を失うことになりますが、片顎だけの治療なら抜歯の範囲を最小限に抑えられます。

オールオン4の上下費用はいくら?

上顎だけ行う際のデメリット

咬合のバランスが取りにくい

インプラントと天然歯では噛んだ時の衝撃の吸収性や感覚が異なるため、上下で硬さに差があると、噛み合わせのバランスが崩れることがあります。
その結果、咀嚼圧が偏ってしまい、天然歯の摩耗や、顎関節への負担が増す可能性があります

さらに、噛み合わせのズレは長期的に咀嚼機能を低下させるリスクにもつながるため、定期的なチェックが欠かせません。

見た目の差が生じる可能性

上顎の人工歯はセラミックやジルコニアなどの素材で作られ、美しい仕上がりになりますが、下顎の天然歯と比べたときに色味や質感に違いが生じることがあります
特に前歯のラインが揃わなかったり、歯肉の位置に差があったりすると、不自然な見た目になる可能性があります。

審美性を重視する方にとっては、上下の調和がとれないことが気になる要因になるかもしれません。

下顎に問題があると、
後日再治療になることも

当初は下顎に問題がなかったとしても、加齢や生活習慣の影響によって、時間とともに歯周病が進行したり、噛み合わせに不調が出たりするケースもあります

その場合、数年後に改めて下顎の治療が必要となり、結果として上下を別々に治療するよりも、同時に行った方が費用や通院回数を抑えられたという状況にもなり得ます

基本的には歯科医師の
判断に従う

上顎だけのオールオン4治療が適応となるかどうかは、患者様ご自身の判断だけで決めることはできません。
噛み合わせのバランス、顎の骨の量や質、残存歯の状態、全身の健康状態など、さまざまな要因を踏まえて総合的に判断する必要があります。

特に、下顎に残る歯の寿命や、将来的な咀嚼機能の維持をどうするかといった点は、歯科医師の診断と判断が欠かせません。
患者様が希望する治療方針が、必ずしも口腔内の状態にとって最良とは限らない場合もあるため、しっかり相談しながら方向性を決めることが大切です。

また、治療前のシミュレーションや咬合のチェック、将来的なリスクまで含めた説明を受けた上で、納得してから治療を進めることが、後悔しないための第一歩になります。

オールオン4で失敗・後悔
しないために知っておくべきこと

上だけの治療のメリットと
デメリットを理解して

オールオン4は、上顎だけの治療でも大きな効果がありますが、口腔内の状態によって判断する必要があります。

「下の歯は残せるのか?」「今後トラブルのリスクはあるのか?」といった点も、歯科医院でよく相談し、長期的な視点から治療計画を立てることが重要です。

費用や身体への負担を軽減したい方にとっては、片顎オールオン4は大きなメリットになります。
一方で、噛み合わせや審美性を取るには両顎治療の方が適しているケースもあります。

オールオン4の選択は、患者様ごとに異なります。 納得のいく治療を受けるためにも、経験豊富な歯科医師のもとで精密な診査、診断を受けましょう。

インプラントについて
相談したい方へ
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インプラントについて相談したい方へ(60分相談のご案内) インプラントについて相談したい方へ(60分相談のご案内)

東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科では、インプラントに関する「60分相談(CT診断含む)」を実施しております。

当院では、しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者さんのお話を丁寧に伺います。むりに治療を勧めることや、ご納得頂かないまま治療に進むことはありませんので、リラックスして何でもお尋ねください。

「信頼できるインプラントの専門家医の意見が聞きたい」、「インプラントが上手い歯医者を探している」、「他院でインプラントを断られてしまった」という方も、安心して当院にいらしてください。

セカンドオピニオンにも
対応しております

セカンドオピニオンとは、複数の医師に意見を求め、今後の治療や医院選びの参考にしていただくことを目的とします。

当院にはセカンドオピニオンのご相談も多数ございます。

  • 初めてのインプラントを検討している方
  • 治療を引き受けてくれる医院が
    見つからない方
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  • インプラントのメーカーが分からず
    困っている方
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    確かな治療を受けたい方 等

当院のインプラント総責任者・
担当医について

当院のインプラント総責任者・担当医について
東京日本橋あさひ歯科
院長

藤井 政樹

東京医科歯科大学出身/
博士号取得ドクター
ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)

当院長はインプラント治療の専門家である『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を有し、大学病院での研鑽と指導実績を持ちます。難症例にも対応可能な安全性・確実性を提供します。

インプラントに関してお困りの方は、安心して東京日本橋あさひ歯科にご相談ください。

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日付:

オールオン4の
寿命はどのくらい?
10年後に後悔しないための
メンテナンスとは?

オールオン4は、多くの歯を失った方が再びしっかり噛めるためのインプラント治療の一つです。
総入れ歯に比べて機能性に優れていることから、幅広い年齢層の方々に選ばれています。

しかし、どれほど優れた治療法であっても寿命があります
「オールオン4にしたけど10年で使えなくなった」「もっと長くもつと思っていた」といった後悔を防ぐためには、メンテナンスが欠かせません。

この記事では、オールオン4の寿命に関する基礎知識から、長持ちさせるための習慣、他の治療法との比較、そして10年後も後悔しないためのメンテナンス方法までを詳しく解説します。

オールオン4の寿命は10年

インプラントの寿命が10年のため、基本的にはオールオン4の寿命も10年とされています。
しかし、実際には20年以上使えることも珍しくありません

上部構造はインプラントよりも寿命が短くなりがちのため、上部構造を定期的に修理、交換しながら、長期的に使い続ける方が多いです。

寿命に差が出る要因は、使用状況やケアの質、素材、そして患者様ご自身の生活習慣など多岐にわたります。
適切なメンテナンスと定期検診を続けていれば、20年以上使用できる可能性も十分にあります。

入れ歯、ブリッジとの比較

入れ歯の寿命

一般的な総入れ歯の寿命はおおよそ5年〜7年です。

使用しているうちに歯肉の形が変わって合わなくなったり、破損したりすることが多いため、作り直しが必要になる頻度が比較的高めです。

また、毎日の取り外しと清掃が必要で、使用感にも個人差があります。

ブリッジの寿命

ブリッジの寿命は7年〜10年が平均です。

ただし、両端の支えとなる歯に負担がかかるため、その歯が弱くなるとブリッジも使えなくなります。

また、清掃が難しく、むし歯や歯周病のリスクが高くなる点にも注意が必要です。

インプラントと入れ歯の違いとは? インプラントとブリッジの違いとは?

オールオン4の寿命を
左右するものとは

自宅でのケア

オールオン4も天然歯と同じように、日々のセルフケアが重要です。

特に注意したいのは、インプラントの周囲に付着するプラークです。
これを放置してしまうと、歯肉に炎症を起こすインプラント周囲炎につながる可能性があります。

インプラント周囲炎は進行すると骨の吸収を招き、インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
そのため、通常の歯ブラシに加えて、歯間ブラシやフロスなどを使い、歯と歯肉の境目や隙間まで丁寧に清掃することが大切です。

ケアを毎日欠かさず続けることが、寿命を大きく左右します。

歯科医院での定期検診

どんなに丁寧にセルフケアをしていても、自分では取りきれない汚れや気づけないトラブルがあるものです。
定期検診でクリーニングを受けることは、オールオン4を長持ちさせるために欠かせません。

歯科医院では、歯周ポケットの深さや炎症の有無、ネジの緩み、インプラント周囲の骨の状態などを診査し、必要に応じて上部構造を取り外して清掃します。

診察の頻度は3ヵ月に1度が一般的です。
定期検診を怠ることで、気づかないうちにトラブルが進行し、寿命を縮めてしまうこともあります。

歯ぎしりや食いしばり

無意識に行っている歯ぎしりや食いしばりも、オールオン4にとって負担となります。

夜間に強く噛みしめてしまう癖がある方は、上部構造やネジにダメージが蓄積し、破損や脱落の原因になります。
そのため、歯ぎしりや食いしばりの自覚がある場合は、ナイトガードの使用がおすすめです。

また、ストレス管理やリラックス法を取り入れることも、癖を緩和する手助けになります。

噛み合わせ

オールオン4の寿命を延ばす上で、噛み合わせも重要な要素です。
例えば、片方だけに過剰な力がかかる噛み方になっていると、片方のインプラントや上部構造に負担が集中し、トラブルの原因となります。

治療後も、咬合が変化していないかをチェックし、必要があれば微調整することが求められます。

食生活

インプラントの寿命は、食生活の影響を大きく受けます。

特に硬いもの、粘着性のあるものなどばかりを好んで摂取していると、ダメージが蓄積されやすくなります。
氷を噛む、硬いおせんべいをよく食べる、ガムやキャラメルを長時間噛むといった習慣は、構造を壊してしまう原因になり得ます。

オールオン4を長く保つには、食べ方や食材の選び方にも気を配り、無理な力をかけずに食事を楽しむ意識が大切です。

喫煙習慣

喫煙はインプラント治療全体にとって大きなリスクファクターです。

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は血管を収縮させ、歯肉や顎骨への血流を悪化させます。
これにより、組織の回復力が低下し、インプラント周囲炎が進行しやすくなるのです。

また、喫煙によって唾液の分泌量が減ると、口腔内の自浄作用が弱まり、細菌の繁殖を助長してしまいます。
結果として、インプラントの周囲に感染が起こりやすくなり、せっかく埋入したインプラントが脱落する事態にもなりかねません。

できる限り早い段階で禁煙を検討し、口腔環境を良好に保ちましょう。

オールオン4の術後に
食べていいもの・ダメなもの

1本ずつ入れる
インプラントとの違い

基本的に寿命は同じ

オールオン4と1本ずつ埋入するインプラントの寿命自体には、基本的に大きな差はありません。
いずれもインプラント体が骨と結合し、口腔環境が保たれていれば、10年〜20年以上使用することが可能です。

ただし、オールオン4は4本〜6本のインプラントで全体の人工歯を支える設計であるため、荷重の分散や骨の質、量によっては、個々のインプラントにかかる力が増す場合があります。

一方で、1本ずつのインプラントは、それぞれ独立して機能するため、トラブルが起きてもその1本だけを対処することで済むというメリットがあります。

どちらを選ぶかは、口腔内の状況や治療方針によって異なりますが、寿命という観点では大きな差はなく、メンテナンスの質によって大きく左右される点は共通です。

外して清掃する必要がある

オールオン4は一体型の構造で、上部構造がインプラントにネジで固定されているため、定期的に歯科医院でこの上部構造を外して内部の清掃や点検を行う必要があります。
見た目は固定式のブリッジのように見えますが、実際にはメンテナンス性を確保するための着脱式の特徴も併せ持っています。

1本ずつのインプラントでは、このような大掛かりな清掃は必要ないことが多いため、通院時の負担はオールオン4の方が高くなる傾向にあります。

とはいえ、外して清掃することで、見えない部分までメンテナンスできるというメリットもあり、長期的に見れば有効な方法といえます。

修理や再作製の範囲が
大きくなりがち

オールオン4は、全体が一体化した構造であることから、部分的な破損があってもその部分だけの修理で済まないことがあります
たとえば人工歯の一部が欠けた場合でも、構造上は全体の取り外しと再設計、再製作が必要となるケースがあり、時間やコストの負担が大きくなることがあります。

また、噛み合わせの変化や加齢による顎骨の吸収などで再調整が必要になった場合にも、部分修正では対応できず、全体を作り直す判断がされることもあります

一方、1本ずつのインプラントであれば、1本にトラブルが生じてもその部分だけを交換したり修復したりできるため、修理の自由度が高いです。

ただし、複数のインプラントが順にダメージを受けていく場合には、結果的に時間と費用がかかるというデメリットもあるため、単純にどちらが優れているとはいい切れません

後悔しないための
メンテナンス

オールオン4の最大のメリットを活かすためには、定期検診とセルフケアの両立が必要です。

歯科医院でのメンテナンスは、基本的に3ヵ月ごとで、インプラントの周囲に炎症が起きていないか、咬合が崩れていないか、ネジの緩みや破損がないかをチェックします。
必要があれば、上部構造の取り外し、クリーニングも行われます。

また、ホームケアも大切です。日々の歯磨きに加えて、歯間ブラシなどの清掃補助用具を取り入れ、隙間の汚れを残さないようにしましょう。

インプラント後の
メインテナンス方法とは?

丁寧なケアで寿命を伸ばす

「オールオン4を使用できるのは10年」という声もありますが、丁寧なケアさえ行えば、20年、さらにはそれ以上の使用も可能になってきます。
そのためには、治療後もメンテナンスを怠らないこと、自分自身の生活習慣を見直すことが重要です。

もしこれからオールオン4を検討している方がいれば、寿命だけでなく、メンテナンスの重要性についてもきちんと理解した上で選択することをおすすめします。

後悔しない選択のために、信頼できる歯科医師との連携を大切にしながら、長く快適に使い続けていきましょう。

オールオン4治療の
歯科医院の選び方

インプラントについて
相談したい方へ
(60分相談のご案内)

インプラントについて相談したい方へ(60分相談のご案内) インプラントについて相談したい方へ(60分相談のご案内)

東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科では、インプラントに関する「60分相談(CT診断含む)」を実施しております。

当院では、しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者さんのお話を丁寧に伺います。むりに治療を勧めることや、ご納得頂かないまま治療に進むことはありませんので、リラックスして何でもお尋ねください。

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対応しております

セカンドオピニオンとは、複数の医師に意見を求め、今後の治療や医院選びの参考にしていただくことを目的とします。

当院にはセカンドオピニオンのご相談も多数ございます。

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当院のインプラント総責任者・
担当医について

当院のインプラント総責任者・担当医について
東京日本橋あさひ歯科
院長

藤井 政樹

東京医科歯科大学出身/
博士号取得ドクター
ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)

当院長はインプラント治療の専門家である『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を有し、大学病院での研鑽と指導実績を持ちます。難症例にも対応可能な安全性・確実性を提供します。

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日付:

【保存版】オールオン4の
術後に食べていいもの・
ダメなもの一覧|
仮歯のときは特に注意!

オールオン4の手術後、食事内容について悩む方は多いものです。

インプラント体が定着するまでの食事内容は特に重要で、誤った食事が治療の失敗につながることもあります。
また、仮歯の段階は噛む力をかけすぎることで破損の原因になるため、食事内容のコントロールが欠かせません。

この記事では、オールオン4の術後から通常食へ戻るまでの食事の注意点を、時期別、食材別にわかりやすく解説します。

手術後、麻酔が切れれば
飲食は可能

オールオン4の手術後は、局所麻酔が使用されるため、術直後は唇や舌の感覚が鈍くなっています。

麻酔が完全に切れるまでは、誤って口腔内を噛んでしまったり、やけどをしてしまう恐れがあるため、飲食は控えましょう。

麻酔が切れた後は、出血の有無や体調を確認しながら、やわらかい食事から徐々に再開していきます。

当日におすすめの
食べ物は?

スープ類

術後すぐの食事では、刺激がなく、やわらかく、あまり噛まずに済むものを選ぶことが大切です。
とくに、創部への刺激や誤嚥、やけどを防ぐためにも、食材の温度、硬さ、味付けには十分注意しましょう。

まずは具が入っていないポタージュやコンソメスープなどがおすすめです。 栄養も摂れ、喉ごしも良いため安心して摂取できます。
塩分や香辛料を控え、飲みやすい温度に調整してから摂るようにしましょう。

豆腐や卵豆腐

つるんと食べられる豆腐や卵豆腐は、たんぱく質も摂れる食品です。
冷たいままでも食べられますが、常温〜ぬるめにしておくとお腹にも優しく、口腔内を刺激しにくいです。

味付けもだし程度にとどめ、薄味にすると安心です。

ゼリーやプリン

甘味が欲しい時は、ゼリーやプリンも良い選択肢です。
果肉入りのものより、なめらかで均一な食感の製品を選びましょう

冷えすぎた状態だと感覚が鈍っている口腔内を刺激する恐れがあるため、冷蔵庫から出して少し時間を置いてから食べるのがおすすめです。

おかゆ

重湯に近いとろとろのおかゆであれば、顎に負担をかけずに食べられます。
温度は人肌程度にし、熱すぎないよう注意してください。

味噌や梅干しなどの刺激がある食材は避け、味付けもごく控えめにしましょう

3日後におすすめの
食べ物は?

おかゆ

術後3日を経過すると、ある程度傷口も落ち着きますが、引き続き「傷を刺激しないこと」がポイントです。少しずつ栄養バランスを整えることも意識しましょう。

3日目になれば通常のおかゆを取り入れてもいいでしょう。

具材を加えるのも可能ですが、決して硬いものは混ぜないよう注意しましょう。

やわらかめの温野菜

にんじん、かぼちゃ、じゃがいもなどを柔らかく煮た温野菜は、栄養価も高くおすすめです。

強めの香辛料は控え、素材本来の甘みを感じる程度の味付けで十分です。

白身魚の蒸し物

脂が少なく、やわらかい白身魚を蒸したものも良い選択です。 淡泊で消化も良く、たんぱく質も摂取できます。

しっかり骨を取り除いた上で、ふんわりと仕上げるのがポイントです。

スクランブルエッグなど

半熟気味にふんわりと仕上げたスクランブルエッグなら、負担なく食べられ、たんぱく質補給にも適しています。

油分は控えめにし、自然な味を楽しみましょう。

2ヵ月は避けたほうが
いいもの

硬いもの

仮歯は最終的な人工歯ほどの耐久性はありません。
最終的な人工歯が入るまでは、せんべい、フランスパン、ナッツ類、パンの耳などの硬い食べ物は、仮歯を破損、脱落させるリスクがあります。

とくに、噛みはじめの一口目に思わぬ強い力がかかることが多いため、慣れているから大丈夫と油断せず、食事の際は柔らかく調理されたものを中心に選ぶよう心がけましょう

粘着性の強いもの

ガム、餅、キャラメル、グミ、ねばりの強い干し芋などの粘着性のある食材は、仮歯を引っ張って外してしまう原因になります。
これらの食品は歯にくっつきやすく、食べている間に仮歯が浮いたり、ずれたりすることもあります。

また、粘着する力が装置全体にかかることで、インプラントにもストレスが加わるため、習慣的に食べていた方は特に注意が必要です。

繊維質が多く噛み切りにくいもの

タコ、イカ、エビ、繊維の多い赤身肉、セロリやごぼうなどの繊維質が多い食材も、避けた方が安心です。
一見やわらかそうに見えても、実際には噛み切るのに時間がかかり、結果的に必要以上に力を入れてしまうことで仮歯に負荷がかかります。

肉を食べたい場合は、ハンバーグのようにミンチ状に調理する、または圧力鍋で柔らかく煮込むなどの工夫を取り入れましょう。

野菜もスープや煮物にして繊維をほぐすことで、安心して栄養を摂取できます。

りんごなど、かじる食材

りんごやとうもろこし、きゅうり、にんじんなど、前歯でかじって食べるタイプの食材は、咬合力が前歯に集中するため、仮歯が傷ついたり外れてしまったりするリスクがあります。

こういった食材は、あらかじめ小さくカットして、なるべく奥歯側でゆっくりと噛むようにしましょう

また、りんごであれば蒸してコンポートにする、とうもろこしは粒を外してスープに入れるなど、調理の工夫によって楽しむことも可能です。

オールオン4の仮歯は
どれくらいの期間つける?

いつから通常の食事が
できる?

通常の食事が可能になる時期は、個人差はありますが、インプラントと骨が結合し、最終的な上部構造が装着されてからが目安となります。
これは、術後おおよそ3ヵ月~6ヵ月後にあたることが多いです。

ただし、医師による診断結果や骨の状態によって時期は異なるため、患者様ご自身での判断は避けましょう。

通常の食事が摂れても
注意したいこと

片側ばかりで噛まない

通常の食事が可能になったとしても、オールオン4が人工歯であることを忘れてはいけません。
天然歯の時よりも注意しながら食事内容を選びましょう。

無意識のうちに片側だけで噛む癖がついてしまうと、噛み合わせのバランスが崩れやすくなります。
そうなると、負担が一方のインプラントに集中し、インプラントの周囲に炎症が起こる原因にもなります

さらに、顔の筋肉の左右差や顎関節への負担も出てくる可能性があるため、意識して左右均等に噛むことは、インプラントを長持ちさせるうえで非常に大切です。

硬い食材は慎重に

せんべい、スルメ、ナッツ、フランスパンのような硬い食材は、噛む力がインプラントやブリッジにダイレクトに伝わるため、破損やネジのゆるみにつながることがあります。

とくに天然歯のようなしなりやクッション性がない分、強い衝撃を受けやすく、支えている骨への負担も大きくなります。

どうしても食べたい場合は、小さく砕く、スープに浸して柔らかくするなど、咀嚼の負担を軽くするための工夫をしましょう。

噛み合わせの調整をしっかり受ける

オールオン4の使用を重ねる中で、少しずつ噛み合わせにズレが生じてくることがあります。
噛み合わせが狂うと、一部のインプラントに負担がかかる原因になります。

定期的に歯科医院でチェックを受け、必要に応じて調整してもらいましょう。

違和感があれば無理はしない

新しい噛み心地や装着感に慣れるまで多少の違和感はあるため我慢してしまう方もいらっしゃいますが、おかしいなと思ったら決して無理をしてはいけません

そのまま使用を続けることで、破損やインプラント周囲の炎症、ネジのゆるみなどにつながることもあります。 違和感や異常を感じたら、すぐに主治医に相談することが何より大切です。

慣れれば大丈夫と我慢せず、小さな変化を見逃さないことが、オールオン4を長持ちさせるコツです。

食後のお手入れを怠らない

通常の食事ができるようになったら、食後のお手入れは更に気を付けて行いましょう。
食後には必ず歯ブラシでの清掃を行い、歯間ブラシやフロス、マウスウォッシュなども併用することで、清潔な状態を保つよう心がけましょう。

また、就寝前のお手入れは特に丁寧に行うことが大切です。
一日の汚れをきちんと落とし、口腔内をリセットすることで、細菌の繁殖を抑え、インプラント周囲の健康を守ることができます。 オールオン4で失敗・後悔
しないために知っておくべきこと

様子を見ながら
食事をもどしていく

オールオン4は良い治療法ですが、術後の過ごし方によってその寿命は大きく変わります。

特に食事の内容は、インプラントを定着させるうえで重要な要素です。
焦らず、主治医の指示を仰ぎながら、段階を踏んで通常の食生活へ戻していきましょう。

治療成功のカギは、セルフケアと日常の意識にあります。
無理なく、でも確実に、噛める喜びを長く楽しめるよう、食事管理を意識していきましょう。

オールオン4の
メインテナンス方法とは?

インプラントについて
相談したい方へ
(60分相談のご案内)

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セカンドオピニオンにも
対応しております

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当院のインプラント総責任者・
担当医について

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東京医科歯科大学出身/
博士号取得ドクター
ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)

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オールオン4は
なぜ歯茎がついている?
気になる見た目の違いと
後悔しない選び方

オールオン4は、総入れ歯に代わる新しいインプラント治療法として、近年注目を集めています。

最少4本のインプラントで人工歯を支える構造により、手術回数や治療期間を抑えながら、機能性、審美性を両立できる点がメリットです。
しかし、初めてこの治療法を検討する方の中には人工歯に歯茎がついていると不自然に見えるのでは?と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、オールオンフォーに歯茎がついている理由や、入れ歯やインプラントとの違い、審美性への影響、そして後悔しない選び方について、分かりやすく解説していきます。

オールオン4の基本的な
構造は?入れ歯とは違う?

オールオン4は、最少4本のインプラントで全ての人工歯を支える一体型補綴物です。
1本ずつ埋め込むタイプのインプラントとは異なり、インプラント同士を人工歯でブリッジのように連結し固定する構造になっています。

一方、入れ歯は固定式ではなく、粘膜と唾液の吸着力や金属のバネによって安定させる可撤式の補綴装置です。
オールオンフォーは固定式のため、噛む時の感覚がインプラントのように安定しているのが特徴です。

オールオン4に
歯茎がついている理由

歯茎の退縮を補うため

歯を失った後、時間の経過とともに顎の骨は次第に吸収されていき、それに伴って歯茎も痩せていきます。
このような状態で人工歯を直接並べることは難しく、人工的に再現されたピンク色の歯茎部分によって、そうしたすき間をカバーします

長さのバランスを取るため

歯茎が痩せて骨の位置が下がってしまうと、同じ位置に人工歯を置いても歯が異常に長く見えるという印象になりやすいです。歯茎がある人工歯は、失われた部分を補いながら、歯の見える長さを自然に見えるように調節する工夫がされています。
口元全体のバランスを整えるうえでも必要な要素といえます。

発音や表情を良くするため

歯茎が痩せると空気が漏れやすくなり、発音が不明瞭になることがあります
特に「サ行」「タ行」などの音は違和感が出ることもあります。
オールオン4の歯肉部分は、唇との距離感を整え、発音や口元の動きをより良く保つためにも重要なパーツです。
また、唇を自然に支える構造となっているため、顔貌が痩せた印象を与えない効果もあります。

審美性を高めるため

オールオン4に付属する歯肉部分は、単にピンク色なだけではなく、非常に細やかなデザインが施されています
例えば、歯茎に見える血色のグラデーション、やわらかそうな質感、光沢の調整など、本物の歯茎のようなリアリティを追求しています。
さらに、歯と歯茎の境目も違和感がないように仕上げられており、近くで見ても自然に見えるように工夫されています。

歯茎なしの加工はできる?

基本的にオールオン4では、人工歯とともにピンク色の歯茎部分が一体となった補綴物を使用するのが一般的です。

これは、失われた歯茎や骨のボリュームを補い、見た目と機能の両面を整えるための工夫です

しかし中には、人工的な歯茎の色味が気になるといった審美的な理由から、歯茎なしのデザインを希望される方もいらっしゃいます。
実際には、顎の骨や歯茎の状態が良好で、退縮が少ない場合に限り、ピンク色の人工歯肉を含まない設計にできることもあります。

ただし、歯茎が痩せている方に歯肉なしの構造を選択すると、歯が不自然に長く見えたり、歯と歯茎の間にすき間が生じてしまったりと、逆に審美性や清掃性に問題が出ることもあります。
そのため、誰にでも可能な選択肢ではないということを理解し、医師とのカウンセリングで適応をしっかりと確認しておくことが大切です。

入れ歯との
見た目の違いは?

一見するとオールオンフォーと総入れ歯は似たような構造に見えるかもしれませんが、実際には見た目にも機能にも大きな違いがあります。
総入れ歯は、歯茎と人工歯が一体となったものを口腔内に吸着させて使用する構造であり、装着時の安定性を得るために粘膜を広く覆う必要があります
このため、人工的な印象を与えることがあります。

インプラントとの
見た目の違いは?

1本ずつ埋入する通常のインプラント治療では、失った歯の部分に1本ごとにインプラント体を埋め込み、その上にクラウンを装着します
個々が独立した一本の歯のように見えるため、リアルな見た目になります。

一方、オールオン4は連結された人工歯列を数本のインプラントで支える設計になっており、歯茎の形状を人工的に再現する構造です。
天然の歯茎と人工の歯茎にわずかな段差が見えることもありますが、近年の技工の進化により、これらの違いはかなり目立たなくなってきています。
色味や質感も改善されており、実際に装着している方は自然に見えると満足されている方も多いです。

また、オールオン4の大きなメリットは、たとえ歯茎が大きく痩せていても治療が可能であり、全体の歯並びを一からデザインし直せるという点です。
これはインプラントを一本一本入れる時にはないメリットといえるでしょう。
表情に合わせた歯の見え方や、唇との距離感なども補正できるため、トータルで見た目を改善したい方にとっては、良い治療方法となります。

想像した見た目と違った!と後悔しないために

歯茎のデザインも含めて
事前に確認する

治療を受ける前に「歯が並ぶだけ」とイメージしていると、実際に装着された補綴物に歯茎が付いていることで戸惑ってしまう方もいるかもしれません。
補綴物の中に歯茎を補う部分が含まれる理由や、審美性や機能面への配慮などを治療計画の段階でしっかりと説明してもらい、写真やサンプルを見ながらイメージを共有してもらうことがとても重要です

模型やシミュレーションでの確認

近年のデジタル技術の進歩により、治療前に完成イメージを視覚的に確認することができるようになっています
3Dシミュレーションやワックスアップ、仮歯の試適を通じて、補綴物の形状や歯の大きさ、歯茎とのバランスまで細かく確認することが可能です。
「こんな仕上がりになると思わなかった」と後悔しないためには、3Dシミュレーションも使ってイメージを確認すると良いでしょう。

前歯の見た目や
笑顔のラインにこだわる

前歯は笑った時に最も目立つ部分であり、歯の見せ方ひとつで笑顔の印象が大きく変わります。
歯の長さ、幅、角度、歯と唇のバランス、笑顔時のスマイルラインなど、細かいポイントを丁寧に設計してもらうことが審美性に大きく影響します
過去の写真や希望する笑顔のイメージがあれば、それをもとに歯科技工士と歯科医師が連携して再現することも可能です。

気になる点は
遠慮せずに相談する

「先生がこう言うなら…」と遠慮してしまう方もいますが、仮歯の段階で感じた違和感や不満点は、最終補綴物を作る前にしっかり伝えておくことが大切です。
たとえ些細なことでも、その場で共有することで、調整が可能な範囲であれば最終仕上がりをより自分の理想に近づけることができます。
治療後に「もっと早くいっておけばよかった」と後悔しないためにも、疑問点や不安はその都度オープンに相談し、納得のいくかたちで治療を進めていくようにしましょう

適応でない場合は無理をしない

オールオン4は多くのケースで有効な治療法ですが、全ての方に適しているわけではありません
たとえば、極端に骨量が少なく、インプラントを固定するのが困難な場合や、重度の糖尿病や全身疾患がある方などは、手術そのものにリスクが伴うことがあります
また、審美面に強いこだわりがあり、どうしても歯茎のない見た目にしたいという希望がある方には、他の治療法を検討した方が満足度が高いケースもあります。
無理にオールオン4にこだわらず、他のインプラント治療や入れ歯、ブリッジとの比較も行い、自分にとってベストな方法を選択することが大切です
歯科医師との十分な対話を重ね、自分のライフスタイルや希望に合った治療を見つけましょう。

オールオン4の治療前に
失敗しないために知っておくべきこと

歯科医院で
よく相談して選ぼう

オールオン4は補綴物に歯ぐきがついているという独特の構造ゆえに「想像と違った」と感じてしまう方がいるのも事実です。

しかし、こうした後悔は、治療前の十分な情報提供と確認を通じて、あらかじめ防ぐことができます
歯茎がついている理由や、見た目の仕上がり、カスタマイズの可否など、少しでも気になる点がある場合は、遠慮なく歯科医師に相談しましょう。
信頼できる歯科医院では、シミュレーションや模型を使った丁寧な説明を行い、患者様一人ひとりの希望や不安に寄り添った対応をしてくれるはずです。

インプラントについて
相談したい方へ
(60分相談のご案内)

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日付:

オールオン4の仮歯は
どれくらいの期間つける?
仮歯でも自然に見える?
オールオン4の見た目と
審美性について解説

オールオンフォー治療の中で、仮歯のステップは治療の経過において欠かせない重要な期間です。

仮歯は単なるつなぎではなく、患者様の見た目の印象や生活のしやすさを大きく左右するものです。
外出や会話、食事など、日常生活において歯の見た目や使い心地はとても大切な要素であり、仮歯の完成度によって治療中の満足度は大きく変わります。

仮歯は一時的なものとはいえ、数ヶ月にわたって装着するケースも多いです。
長期間安心して使用するためには、見た目、噛み心地、破損時の対応といったポイントを事前に理解しておくことが大切です。

この記事では、オールオンフォーにおける仮歯の特徴、使用期間、見た目や注意点など、特に審美性の観点からわかりやすく解説していきます。
治療を検討されている方や、すでに治療中の方にとって、役立つ情報をまとめています。

オールオンフォーの仮歯って
どんなもの?

治療直後から使える仮歯

オールオンフォーの仮歯は、インプラントを埋入したその日のうちに装着されることもあります。
これを即時荷重といい、治療のタイミングと同時に審美性と機能性を回復できます。治療直後から会話や食事ができるようになるという点が大きなメリットです。

外見への影響を心配せずに日常生活を送れるため、仕事を休めない方や人前に出る機会が多い方にも適しています。

見た目が良い

仮歯とはいえ、ある程度の審美性が保たれており、日常生活で周囲の人に気づかれることは少ないとされています。

特に前歯部分は、人目に触れやすいため、色味や歯の形、並び方にまで配慮した設計が行われます。
歯の大きさや形状も顔貌になじむように仕上げられており、見た目へのストレスを最小限に抑えてくれます

素材は軽く柔らかめのレジン系

仮歯は最終的な人工歯とは異なり、主にレジン系の比較的柔らかい素材で作られています。
これは、インプラントと骨がしっかりと結合するまでの期間に強い刺激が加わらないようにするためです。

素材が軽いため口腔内での違和感も少なく、短期的な使用には適した構造といえます。
ただし、耐久性には限界があるため、破損や摩耗には注意が必要です。

オールオンフォーの
仮歯の期間は?

即時荷重の場合

即時荷重とは、インプラントを埋入したその日に仮歯を装着する方法で、多くのオールオンフォー治療で採用されています。
この方法では、手術当日から歯の機能と見た目を取り戻すことができ、患者様の満足度も高くなります

即時荷重の仮歯は通常3ヵ月〜6ヶ月ほど使用されます。特に、最終補綴物人工歯に向けての準備期間として重要なフェーズとなります。

それ以外の場合

骨の状態が不安定で即時荷重が難しい場合は、インプラントを安定させるために一定の治癒期間を設け、その後に仮歯を装着するケースもあります。

このような治療計画では、骨造成を伴う処置が含まれることもあり、仮歯の使用期間はそれらの治癒過程によって変動します。
短期使用となる場合もありますが、長期使用となる場合には、仮歯のメンテナンスや修理についてもしっかり確認しておくと安心です。

インプラントの「骨造成」とは?

どんな見た目をしている?

パッと見では
本物の歯のように見える

仮歯は一時的なものとはいえ、近くでじっくり見ない限り人工歯と気づかれないほどの見た目です。

特に前歯部分は、自然に見えるよう形なども工夫されており、普段の会話や写真撮影でも問題がないことが多いです。

歯の形やバランスが整っている

仮歯は歯科技工士が患者様一人ひとりの口腔内の形に合わせて製作するため、歯並びや大きさのバランスが整っています。
口を開けた時や笑った時も、美しく見えるように設計されています。

歯肉との境目も自然に見える

仮歯と歯肉の境目は、できる限り自然に見えるように工夫されています
色味やラインの調整により、仮歯という印象を与えないよう配慮されています。

ただし光沢や材質の質感には
限界も

見た目は自然に見えても、最終的な人工歯と比べると光沢や質感に若干の違いがあるため、照明の当たり方などで違和感が出る場合もあります

特に審美的こだわりが強い方は、この点も事前に把握しておくとよいでしょう。

本番の人工歯のお手本になることも

仮歯のデザインは、最終的な人工歯を製作する際の貴重な参考になります。
見た目や噛み合わせ、発音のしやすさなどを実際に使用しながら確認できるため、気に入った点はそのまま本番に反映することが可能です。

また、仮歯を使っている間に気になった点を記録しておけば、細かな微調整にも対応しやすくなります

最終的に入れる
人工歯とどう違うの?

素材が異なる

最終的な人工歯は、ジルコニアやセラミックなどの素材で作られます。

これに対して、仮歯は主にレジンを用いて作られており、やや柔らかく軽いのが特徴です。

耐久性が大きく異なる

仮歯はあくまで一時的な使用を前提に設計されており、長期間の使用には向いていません。
通常の食事には耐えられるよう作られていますが、硬いものを噛んだ際や強い衝撃が加わると破損するリスクがあります。

一方で、最終補綴物は10年以上の使用を前提に設計されており、咀嚼力や摩耗に対しても高い耐性を持っています。
セラミックやジルコニア製の人工歯は、天然歯に近い硬さと強度を持ち、経年劣化もしにくいのが特徴です。

噛み心地やフィット感の違い

仮歯は比較的簡易的に作られるため、噛み合わせや咀嚼時の感覚に若干の違和感を覚えることがあります。
対して、最終的な人工歯は患者様の咬合や顎の動きに合わせて精密に作られるため、より違和感のない噛み心地が得られます。

また、仮歯を使用している期間は、使用感や違和感を通じて問題点を洗い出す重要な期間です。
フィット感や使用感に関して気になる点があれば、この時点でしっかりと歯科医師に伝えておくことが、完成度の高い補綴物へとつながります。

見た目の透明感など

最終的な人工歯は、天然歯のような透明感や微妙な色のグラデーションを再現できるため、より自然で本物に近い見た目になります。

一方、仮歯は機能性や簡易性を重視して作られており、最終的な歯よりは単調な白さや質感に仕上がることもあり、光の当たり方や近距離で見るとやや人工的な印象を受けることもあります。

インプラントの仕組み・構造とは?

もし破損があった時には

すぐに歯科医院に連絡する

仮歯が欠けた、割れた、外れたといったトラブルが発生した場合には、放置せず、できるだけ早く治療を受けた歯科医院に連絡しましょう。

仮歯の破損をそのままにしておくと、見た目の問題だけでなく、インプラント部分に負担がかかったり、骨との結合に影響したりすることもあります。
特に違和感や痛みを感じる場合は、速やかな対応が必要です。

応急処置は自己判断しない

仮歯が外れた場合、自分で接着しようと市販の接着剤などを使用するのは避けてください。
適切な処置を行わなければ、インプラントや歯肉にダメージとなってしまうリスクがあります。

また、誤った装着により噛み合わせが狂うと、咀嚼や顎関節に悪影響となる可能性もあるため、必ず歯科医師の判断を仰ぎましょう。

再製作も可能

仮歯が大きく破損した場合には再製作されることになります。

通常は数日で新しい仮歯が完成しますが、その間は見た目や噛む機能が制限される可能性もあります。
再作製時の対応内容について事前に確認しておくと安心です。

最終補綴までのスケジュールを
見直すことも

仮歯の破損が頻繁に起こるようであれば、使用環境や噛み癖に問題がある可能性も考えられます。
そのような場合、インプラントの安定状態や口腔内の状況を再確認した上で、最終的な人工歯の装着スケジュールを前倒しする、あるいは再設計するという判断がなされることもあります

無理に仮歯で過ごし続けるより、最終段階に進めた方が良い場合もあるため、遠慮せず相談することが大切です。

仮歯だと
気づかれないことも多いが、

あくまで仮歯

オールオンフォーの仮歯は、審美的にも高いレベルで作られており、日常生活のなかで他人に仮歯だと気づかれることはほとんどありません。

とはいえ、あくまでも最終的な人工歯が入るまでの仮歯であり、長期間の使用を前提としたものではありません
使用期間中は見た目にも噛み心地にも配慮されていますが、破損や摩耗のリスクがあること、そして素材や強度が最終補綴物とは異なることを理解しておくことが大切です。

仮歯の段階で見た目や咬合の違和感をしっかり確認し、必要な調整を行うことで、最終的な仕上がりも良くなります
治療を成功させるためには、仮歯の期間も治療の一部として捉えることが大切です。

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  • 使用中のインプラントの調子が悪い方
  • インプラントのメーカーが分からず
    困っている方
  • 実績と医学的根拠に基づく
    確かな治療を受けたい方 等

当院のインプラント総責任者・
担当医について

当院のインプラント総責任者・担当医について
東京日本橋あさひ歯科
院長

藤井 政樹

東京医科歯科大学出身/
博士号取得ドクター
ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)

当院長はインプラント治療の専門家である『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を有し、大学病院での研鑽と指導実績を持ちます。難症例にも対応可能な安全性・確実性を提供します。

インプラントに関してお困りの方は、安心して東京日本橋あさひ歯科にご相談ください。

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日付:

【注意喚起】オールオン4で
失敗・後悔しないために
絶対に知っておくべきこと

オールオン4は良い治療法ですが、一方で思っていたのと違った、事前に知っておけばよかったと、治療後に後悔する声もゼロではありません。

この記事では、オールオン4で後悔してしまう理由や、失敗・デメリットのリスク、そして後悔しないために確認すべきことを詳しく解説します。

オールオン4で後悔?

オールオン4を選んで本当によかったと満足する方がいる一方で、こんなはずじゃなかったと感じてしまう方がいるのも事実です。
これは、治療内容やリスクをきちんと理解しないまま治療を受けてしまうケースが多いためです。

費用面・治療後の使用感・見た目など、さまざまな点でギャップが生じることが、後悔の原因となります。

オールオン4で後悔する理由

想定より高額だった

最初に提示された金額だけを見て決断したものの、治療が進むにつれて追加費用が発生し、最終的に想定より高くついてしまったというケースがあります。

具体的には、静脈内鎮静法などの麻酔費用、仮歯の再調整、術後のレントゲン、CT撮影費、さらにはメンテナンスのための定期通院費などが別途必要になる場合があります。

見積もりには全ての項目が含まれているとは限らないため、トータルでいくらかかるのかを事前に明確にしておきましょうインプラント治療が高額に
なる理由について

手術が思ったより大変だった

オールオン4は「1日で歯が入る」といった謳い文句から、軽い治療だと誤解されることがあります。

しかし、実際には4本のインプラントを外科的に埋め込む手術であり、身体への負担も少なくありません。
術後は腫れや痛み、内出血が数日続くこともあり、日常生活や仕事に一時的に支障が出るケースもあります。

特に高齢の方や基礎疾患のある方は、事前の健康状態の確認と準備が必要です。

仕上がりの見た目が不満

もっと自然な仕上がりを期待していた、口を開けた時に人工的な印象があるといった、見た目に対する後悔の声もあります。

特に前歯部分は顔の印象に直結するため、色や形、歯の長さや傾きなど、細かな審美調整が求められます。

インプラントが定着しなかった

インプラントは顎の骨としっかり結合して初めて安定性を得られますが、骨の質や量が不足している場合、うまく結合せず脱落するリスクがあります。

特に骨粗しょう症のある方や喫煙者、糖尿病などの持病がある方は定着率が下がる傾向があるため、事前に医師とリスクを共有し、対策を講じることが大切です。
場合によっては骨造成などの前処置が必要になることもあります。

インプラントの「骨造成」とは?

違和感が消えない

オールオン4は固定式の義歯ですが、自分の天然歯と同じ感覚とは限りません。

特に術後しばらくは、噛みしめたときの圧や人工歯の触感に違和感を覚える人も多く、慣れるまでに数週間から数ヶ月かかることがあります。

また、会話中の舌の当たり方や、食事中の微妙な感覚にも違和感を覚えることがあり、日常生活への影響が完全にゼロとは言えません

メンテナンスが大変だった

インプラントならメンテナンスが楽と思い込んでいた方が、治療後に定期的な通院が必要と知って驚くことがあります。

実際には、インプラントの周囲に汚れがたまりやすく、インプラント周囲炎といった病気のリスクもあるため、歯科医院での清掃とチェックが必須です。

治療後のトラブル対応に不満

人工歯の一部が欠けた、インプラントの部分に痛みがあるなどのトラブルが生じた時に、治療を受けた医院の対応が遅かったり、修理に別料金が発生したりして、不満を感じるケースもあります。

特に、治療が終わったあとのフォロー体制が整っていない医院では、再治療に時間や費用がかかり、精神的な負担にもなります。

後悔しないために
確認したいこと、
できること

複数の歯科医院で
セカンドオピニオンを受ける

一つの歯科医院の意見だけで決めてしまうと、選択肢や治療方針が限られてしまう可能性があります。

異なる医院でカウンセリングを受けることで、費用、治療計画、対応の違いが明確になり、自分に合った医院を見極めやすくなります。

納得できるまで比較検討する姿勢が、後悔のない選択につながります。

治療費に含まれる項目を明確にする

基本費用の中に何が含まれていて、何がオプション扱いなのかを事前に確認することはとても重要です。
例えば、仮歯の作製費や手術時の麻酔、術後の再診費用などが別料金であることも珍しくありません。

契約前に細かな内訳まで説明してもらい、不明点をなくしておきましょう。

術後のリスクと回復期間を理解する

手術そのものだけでなく、その後の腫れや内出血、痛みなどについても、ある程度の知識と心構えが必要です。

何日間くらい腫れるのか、いつから食事ができるのか、どれくらいで通常の生活に戻れるのかなど、リアルな回復過程を知っておきましょう。

デザイン、審美性の確認を
丁寧に行う

オールオン4の仕上がりは、事前の審美的な設計によって大きく左右されます。
歯の色、形、並び方、見え方について、写真や模型を使ってシミュレーションを行い、自分の理想とすり合わせる時間を取りましょう

納得がいくまで調整を重ねることで、仕上がりへの満足度が高まります。

信頼できる歯科医師を選ぶ

豊富な症例実績があり、治療内容やリスクについて丁寧に説明してくれる歯科医師は、信頼できる大きな判断基準となります。
また、治療後に万が一トラブルが発生した際にもしっかり対応してくれる体制が整っているかどうかも見ておきたいポイントです。

長く付き合える医院を選ぶことは、治療の満足度だけでなく、その後のメンテナンスや健康管理にも大きく関わってきます。

オールオン4治療の
歯科医院選びのポイント

メンテナンスの必要性を
理解しておく

インプラントは装着して終わりではなく、その後のメンテナンスこそが寿命を左右します。
歯科医院での定期的な清掃に加えて、自宅での丁寧な歯磨きや口腔衛生管理が必要です。
治療前にどのようなメンテナンスが必要になるのかを詳しく聞いておくと安心です。

メンテナンスを行わないと保証がきかないなどのケースもあるため、保証内容とも合わせてしっかり確認しておきましょう

将来的なメンテナンス・
修理費用も見越す

インプラントは10年、20年と使い続けられる反面、その間に人工歯の摩耗や破損、部品の劣化といった問題が起こることもあります。

保険が適用されない治療のため、修理や交換の費用は全額自己負担になることが多いです。
あらかじめ将来の出費を想定し、余裕をもった資金計画を立てることが現実的です。

最初から知っておきたい
オールオン4の
基本的なリスク

インプラント周囲炎

インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病のようなインプラント周囲炎を起こすリスクがあります。

歯肉が炎症を起こし、放置すると周囲の骨が溶け、インプラントがグラグラして最終的に脱落することもあります。

初期は自覚症状が少ないため、定期的なチェックが重要です。

インプラント周囲炎とは?

全体が一体型のため
一部の不具合で全交換になることも

オールオン4は人工歯がすべて連結されているため、1本の歯が欠けたり破損したりした場合でも、その部分だけを交換することが難しい場合があります

結果として、全体の補綴物を一括で作り直す必要が出てくる可能性があり、費用や手間の面で負担となることがあります。

基本的にメリットの多い
治療法

ここまで後悔やリスクについて述べてきましたが、オールオン4は基本的に多くのメリットを持った治療法です。

例えば、総入れ歯と比べてはるかに安定感があり、しっかりと噛むことができます。 また、外科手術の回数が少なく済むため、身体的な負担も比較的軽く済む点が特長です。

さらに、治療期間が短く、見た目も良いことから、満足度の高い治療となる傾向があります
加えて、複数の歯を一度に補える構造であるため、治療費を抑えやすいというメリットもあります。

こうしたメリットを活かすには、診断と丁寧な説明、そして信頼できる歯科医院選びが欠かせません。
条件がしっかりそろえば、満足度の高い治療結果となるでしょう。

オールオン4で
後悔しないために

オールオン4は、歯を失った方の生活を大きく改善できる可能性を持つ治療法です。
しかし、その一方で適応や期待値のズレ、術後のトラブルなどで後悔するケースもあります

後悔を避けるには、治療を受ける前にどこまで理解できているかが鍵です。
費用や治療内容、将来のメンテナンスに至るまで、細かく確認し、自分に合った治療であるかを見極めましょう。

不安な点があれば、遠慮せずに歯科医師に相談し、納得のいくまで話し合うことが、後悔しない治療への第一歩となります。

インプラントについて
相談したい方へ
(60分相談のご案内)

インプラントについて相談したい方へ(60分相談のご案内) インプラントについて相談したい方へ(60分相談のご案内)

東京のインプラント専門家医 東京日本橋あさひ歯科では、インプラントに関する「60分相談(CT診断含む)」を実施しております。

当院では、しっかりとカウンセリングの時間を設けて患者さんのお話を丁寧に伺います。むりに治療を勧めることや、ご納得頂かないまま治療に進むことはありませんので、リラックスして何でもお尋ねください。

「信頼できるインプラントの専門家医の意見が聞きたい」、「インプラントが上手い歯医者を探している」、「他院でインプラントを断られてしまった」という方も、安心して当院にいらしてください。

セカンドオピニオンにも
対応しております

セカンドオピニオンとは、複数の医師に意見を求め、今後の治療や医院選びの参考にしていただくことを目的とします。

当院にはセカンドオピニオンのご相談も多数ございます。

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インプラントと
歯並びの関係とは?
治療の可否と
注意点を
詳しく紹介

インプラントをしたら歯並びが悪くなったといった声を聞いたことはありませんか?
あまり多く聞く声ではありませんが、そのような声があることも事実です。

この記事では、インプラントと歯並びの関係性について詳しく解説し、治療の可否や注意点、そしてインプラントによって歯並びが悪くなる可能性とその対処法についてもご紹介します。

歯並びは常に変化している

私たちの歯並びは、実は日々少しずつ変化しています。
食事や会話、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりなど、日常生活の中で歯にはさまざまな力が加わっており、その影響で歯はわずかに動いているのです。

特に、加齢や歯周病などにより歯を支える骨や歯肉が減ってくると、歯の位置がより変化しやすくなります。
また、1本でも歯を失ったまま放置すると、隣接する歯が傾いたり、対合歯が伸びてきたりして、歯列全体のバランスが崩れることもあります。

こうした自然な変化によって、歯並びが変わることもあるのです。

インプラントと天然歯の違い

歯根膜がない

インプラントは天然歯とは異なり、歯根膜が存在しません

歯根膜とは、歯根と歯槽骨の間にある繊維状の組織で、歯に加わる圧力を吸収、緩和しながら、微細な動きを可能にする役割を持っています。
矯正治療を行う時も、この歯根膜に力をかけて歯を動かします。

その場を動かない

インプラントは一度埋入すると骨としっかり結合して動かなくなります。
この動かないという性質は、咬合の安定にはとても有利ですが、一方で他の天然歯が少しずつ動いていった場合には、その動きと連動することができず、逆に歯並びの乱れにつながってしまうこともあります。

つまり、他の歯は少し動くが、インプラントだけは動かないという状態が、長期的には歯列の不調和につながる可能性もあるのです。

インプラントで
歯並びが変わる?悪くなる?

歯を失ったまま
長期間放置していた場合

初めの章で説明したように、インプラントが直接の原因でなくても歯並びの乱れにつながることが分かります。

インプラントを入れた後に歯並びが乱れる原因となりえるものは、その他にもあります。
歯を失ってから何年もそのままにしていると、歯を支えていた顎の骨が少しずつ吸収されてしまいます。
また、周囲の歯が空いたスペースに向かって傾いたり、対合する歯が伸びてきたりすることで、全体の歯並びや噛み合わせにズレが生じてしまいます

このように歯列のバランスが崩れた状態でインプラントを埋入してしまうと、噛み合わせにも不調和が生まれやすくなります
その結果、長期的には顎関節への負担や、他の歯への悪影響となることもあるため、歯を失ってから時間が経っている場合は、インプラント前に矯正や骨造成などを検討する必要があります。

歯が抜けたまま放置する
リスクや影響

歯ぎしりや食いしばりの癖が
ある場合

無意識のうちに行っている歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎に大きな力を加えるため、咬合バランスを崩す原因になります。

天然歯は歯根膜によってわずかに動きながら力を逃がしますが、インプラントは骨と直接結合しているため、強い力が加わっても動かず、その分他の歯に強い力をかけてしまう要因となります。
こうした力の不均衡によって、周囲の天然歯が移動したり傾いたりすることで、歯並びが悪くなることがあります。

噛み合わせの調整が
適切でない場合

インプラントの上部構造において、周囲の歯との高さや噛み合わせ、力のかかり方などを細かく調整することが必要です。

もしこの咬合調整が不十分な場合は、ある一部の歯だけに強い力が集中し、そこから歯列全体にゆがみが広がっていくこともあります

位置が適切でない場合

インプラントの埋入位置は非常に重要です。
もし埋入の位置や角度が不適切だと、人工歯の並びが周囲の歯列と調和せず、結果的に歯並びのバランスを崩してしまいます。

特にスペースが限られている部位や、もともと歯並びが整っていない方に対しては、正確な診断と慎重なプランニングが求められます。

長期間使用するケース

インプラントは耐久性が高く、10年以上にわたって使用されることが一般的ですが、その間に天然歯は年齢や生活習慣の影響で少しずつ位置が変わっていきます
その結果、治療当初は問題のなかった歯並びが、数年後に見た目や噛み合わせのズレとして現れることもあります。

インプラントは一度埋めると動かせないため、時間の経過とともに動く歯と動かない歯とのバランスが崩れてくるという点に注意が必要です。

その他のリスク、
インプラント周囲炎

インプラントを支える骨が、炎症によって吸収されてしまう病気がインプラント周囲炎です。これが進行すると、インプラント自体が不安定になり、隣接する歯の位置にも影響を与え、歯並びの崩れにつながる可能性があります。

また、骨が減ることで見た目にも違和感が生じることがあり、顔貌が痩せたようになり、バランスを崩してしまう要因になります。

インプラント周囲炎とは?

インプラント後に歯並びが
悪くなった!矯正はできる?

固定源として使用できるケース

インプラントは骨と直接結合するため、動かすことができないという特性がありますが、それを逆手に取って固定源として矯正治療に使用できるケースもあります

たとえば、奥歯のインプラントを支点にして、前歯を後方に引っ張るなど、歯列全体を整えるための土台として利用する方法です。
これは歯科医師の技術が必要になりますが、インプラントが安定していれば効果的な方法です。

すでにインプラントを入れていても、治療設計次第では力のかかる点として利用できる可能性があります。

複数本入っていると
難しいことがある

一方で、インプラントが複数本にわたって埋入されている場合、歯列全体を動かす自由度が制限されてしまうことがあります

とくに歯列の左右や上下にわたって複数のインプラントが入っていると、動かせる天然歯の範囲が狭くなり、十分な矯正効果が得られない場合もあります。
不可能というわけではありませんが、多くのケースできれいに揃えたくても動かせないという状態になることも考えられます。

あくまでもインプラントの位置は
動かせない

どんな矯正装置を使ったとしても、インプラントは人工歯根であり、天然歯のように動かすことはできません。
つまり、歯並び全体の修正を考える上では、インプラントは動かせない障害物として存在することになります

そのため、歯並びや噛み合わせに改善の余地がある場合は、インプラント治療よりも先に矯正治療を完了させておくのが良いでしょう。
インプラント治療の前に、現在の歯並びや噛み合わせの状態を総合的に診断してもらい、必要であれば矯正を検討することが、後悔しない治療計画につながります。

インプラントで歯並びが
悪くならないために
できること

定期検診でのクリーニング

インプラントを長く使い続けるためには、定期検診が必要です。

歯科医院では、インプラント周囲の清掃状態や歯肉の状態、噛み合わせに変化が出ていないかなど、さまざまな角度からチェックを行います。
特に噛み合わせの変化や、天然歯の移動による歯列バランスは、患者様自身が気づきにくいため、歯科医師の診察が有効となるでしょう。

異常を早期に発見できれば、小さな調整でトラブルを防ぐことが可能です。

自宅でのケア

インプラントはむし歯にならないものの、周囲の歯肉や骨は天然歯と同じように炎症を起こす可能性があります
そのため、インプラント周囲の清掃を怠るとインプラント周囲炎となり、最悪の場合は脱落に至ることもあります。

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロス、ワンタフトブラシなどを使用し、特にインプラントと歯肉の境目を丁寧に磨く習慣をつけましょう
歯科医師や歯科衛生士に、自分に合ったケアグッズを提案してもらうのもおすすめです。

噛み合わせの調整

噛み合わせは、インプラントを含めた全体の歯列バランスに大きく関わります。

どれだけ丁寧に治療しても、咬合の変化は時間の経過とともに生じてくるものです。
定期検診の際に噛み合わせのチェックと調整を受け、大きなズレとならないように、インプラントを含めた歯列全体の状態をより良く維持しておきましょう。 インプラント後の
メインテナンス方法とは?

インプラントで
歯並びが悪くなるケースは
比較的特殊

インプラントによって歯並びが悪くなるというのは、決して一般的なトラブルではありません。

ただし、歯を失ったまま放置した期間が長い、噛み合わせに問題がある、日々のケアを怠っている、などの要因が重なることで、インプラントと歯並びに良くない影響が出る可能性もあります。

不安がある場合は、まず矯正相談や噛み合わせのチェックを受けた上で、インプラント治療のタイミングを検討することが大切です。

インプラントについて
相談したい方へ
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インプラントの
「ティッシュレベル」と
「ボーンレベル」って何?
メリット・デメリットを比較!

インプラント治療は、歯を失った部分に人工歯根であるインプラント体を埋入する手術です。
その中でも、インプラントの埋入の仕方によって分類されるのがティッシュレベル(Tissue Level)とボーンレベル(Bone Level)です。

これらは単なる形の違いだけでなく、治療の進め方や見た目、清掃のしやすさ、インプラント周囲炎のリスクなどにも大きく関係しています。
この記事では、ティッシュレベルとボーンレベルのインプラントの違いや、どんな症例に向いているのかを詳しく解説します。

インプラント体と埋入レベル

インプラント体とは、顎の骨に埋まる人工歯根の部分を指します。
このインプラント体の埋まる深さや位置によって、ティッシュレベルとボーンレベルという2つのタイプに分けられます。

ティッシュレベルとは、インプラントの一部が歯肉上に出る設計で、ボーンレベルとは、インプラントがすべて骨の中に埋まる設計のものを指します。
この違いが治療工程や見た目、メンテナンス性にも影響するため、患者様の口腔内の状態や希望に応じて選択されます。

ティッシュレベルの特徴と
向いているケース

インプラント体が
歯肉の上に出ている

ティッシュレベルインプラントの最大の特徴は、インプラント体のネック部分が歯肉の上に出る設計になっている点です。
この構造により、歯肉を再度切開してアバットメントを装着する2回法の必要がなく、1回の手術でインプラントの土台と仮歯までセットできる1回法が可能になります。

患者様にとっては、外科的な負担が少なくなるだけでなく、治療期間の短縮や通院回数の減少といったメリットもあり、身体的、時間的な負担を軽減したい方に適しています

即時荷重の際に
選択されることがある

インプラント埋入直後に仮歯を装着する即時荷重では、初期固定の強さが求められます。

ティッシュレベルインプラントは、そのネック構造によって歯肉の形状を早い段階から整えることができるため、特に即時荷重との相性が良いとされています。

清掃がしやすく
インプラント周囲炎になりにくい

インプラントの露出部が歯肉上にあるため、インプラントと歯肉の境目が明確になり、プラークがたまりにくい設計です。

インプラント周囲炎の大きな要因はプラークの蓄積による炎症ですので、清掃性の高さは長期的な健康維持に直結します。

奥歯などの見た目を気にしない
部位に向いている

ティッシュレベルインプラントも金具部分が外から見えるわけではありませんが、歯肉退縮を起こした時などはボーンレベルインプラントよりも露出のリスクが高くなります

そのため、前歯にはやや不向きで、奥歯など人に見られる可能性が少ない部位に適しています

インプラント周囲炎とは?

ボーンレベルの特徴と
向いているケース

インプラント体が
完全に骨の中に埋まる

ボーンレベルインプラントは、インプラント体が全て顎の骨の中に埋まる構造をしています。

天然歯のように歯が歯肉から自然に生えているような見た目にできるため、見た目の良さが求められる部位にとって重要なポイントです。

比較的清掃が難しく、
周囲炎のリスクがある

その反面、インプラントとアバットメントの接合部が歯肉の下にあるため、ブラッシングが難しくなり、プラークや細菌がたまりやすい傾向にあります。
とくにセルフケアだけでは取り切れない汚れが溜まると、歯肉が炎症を起こしてインプラント周囲炎のリスクが高くなります

そのため、ボーンレベルインプラントを長期的に安定して使うには、日常の丁寧なブラッシングに加えて、歯科医院での定期検診をしっかり受ける必要があります

仕上がりがきれいなので
前歯部に向いている

ボーンレベルインプラントのメリットはその見た目です。

歯肉のラインがきれいに出る設計が可能で、特に前歯部においては必要な特徴といえるでしょう。

ボーンレベルインプラントでも
1回法は可能

ボーンレベルインプラントは通常、アバットメントが歯肉の下に位置するため2回法で行われるケースが多いものの、患者様の骨や歯肉の状態が良好であれば1回法での対応も可能です。

1回法とは、インプラント体とアバットメントを同時に埋入し、歯肉を閉じずにヒーリングアバットメントを露出させたまま治癒を待つ方法です。
手術が1回で済むため、患者様の身体的、時間的負担を軽くできるメリットがあります。

ただし、インプラントの初期固定が十分であることや、歯肉の厚み、感染リスクなどを慎重に見極めたうえで行う必要があり、症例の選択には歯科医師の判断が重要となります。

インプラントの「一回法」と「二回法」

価格や期間の違いはある?

価格の違い

基本的に大きな価格差はありませんが、症例の複雑さによって手術費用や補綴費用が変動することがあります。

ティッシュレベルは1回法で済むため、トータルコストが抑えられる場合があります。

ボーンレベルは2回法になることが多く、やや高額になることもあります。

期間の違い

ティッシュレベルは1回の手術で終わるため、治療期間を短縮できる可能性があります。

一方でボーンレベルは通常、2回法によりインプラント体を埋入したあと、一度歯肉を閉じて骨との結合を待ち、その後改めて歯肉を開いてアバットメントを装着します。

2回目の歯肉切開の治癒を待つ期間が延びるだけなので2週間程度にはなりますが、ボーンレベルインプラントの方が少し長くなる可能性があります

表面性状と埋入レベル

マシーンド・インプラント・
サーフェイスとは?

マシーンド・インプラント・サーフェイスとは、インプラント体の表面が滑らかになっているタイプを指します。
この滑らかさによりプラークが付着しにくく、感染リスクを減らす効果が期待されています。

かつてはこのマシーンドタイプが主流であり、特に歯肉上に露出する部分に使われることが多く、ティッシュレベル型インプラントとの相性が良いとされています。

ラフ・サーフェイスとは?

対してラフ・サーフェイスとは、インプラントの表面に微細な凹凸をつけたザラザラの仕上がりのものを指します。
この凹凸によって、骨細胞がより多く接着できる面積が確保され、インプラントと骨が強く結合するオッセオインテグレーションを高める効果があるとされています。

ラフ・サーフェイスは、特に骨と直接接するインプラント体の中央~下部に使われることが多く、初期固定の安定性や長期的な保持力に優れています

埋入レベルとの関係性

インプラントの表面性状は「どこまでインプラントを埋めるか=埋入レベル」とも密接に関係しています。

ラフ・サーフェイスは骨との強固な結合を目的としているため、インプラント体の全体を顎骨の中に埋めるボーンレベルインプラントで用いられることが多いです。

逆に、マシーンド・インプラント・サーフェイスは歯肉上に露出しても炎症リスクが少ないため、ティッシュレベルインプラントでの使用が一般的です。
つまり、表面性状を見れば、どのような部位に適応される設計か判断できるともいえます。

両方を合わせた
ハイブリッド型も存在

最近では、下部はラフ・サーフェイス、上部はマシーンド・インプラント・サーフェイスというハイブリッド構造のインプラントも開発されており、それぞれのメリットを組み合わせることで、骨結合性と清掃性のバランスが取れる設計のものも多く使われています。

このハイブリッド構造により、骨としっかり結合しつつ、歯肉との接触部分では炎症を起こしにくく、インプラント周囲炎のリスクを低下させることができます。
特に長期的な安定性を重視する症例では、このような複合的な設計が選ばれる傾向にあります。

それぞれの
メリットを生かして

ティッシュレベルインプラントとボーンレベルインプラントは、それぞれ構造が異なるため、治療目的や治療部位によって向いているケースも異なります。

清掃性の高さや、術後の安定性、炎症リスクの低さを重視したい場合には、ティッシュレベルインプラントが良い選択肢となります。
一方で、見た目を大切にしたい場合には、ボーンレベルインプラントが適しているといえるでしょう。
特に前歯部では歯肉の形態を整えやすくボーンレベルが選ばれる傾向にあります。

どちらのタイプを選ぶかは、患者様の希望だけではなく、インプラントを埋入する部位の骨の状態や厚み、歯肉の形態やボリューム、さらには全体的なかみ合わせのバランスなどを評価した上で、歯科医師と相談して決めることが重要です。
ティッシュレベルインプラントとボーンレベルインプラント、それぞれの特徴を理解した上で、ご自身にとって最適な治療法を選べると良いでしょう。

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オープンバリアなど
わかりやすく解説

インプラント治療を検討していると、GBRや骨造成といった専門用語に出会うことがあります。その中でも、治療の成否を左右する要素の一つがメンブレンテクニックです。
このメンブレンとは何か、なぜインプラント治療に必要なのか、そして「ルートメンブレン」や「オープンバリアメンブレン」などの技術がどのように使われるのか。この記事では、インプラントを検討中の方、または詳しく理解したい方に向けて、メンブレンテクニックの基礎から応用までを解説します。

インプラントと骨の関係

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込んで歯の機能を回復させる方法です。
しかし、歯を失ってから長期間放置していたり、歯周病が進行していたりするケースでは、インプラントを支える骨が足りないことがあります。そのままではインプラントがしっかりと固定されず、脱落のリスクが高くなってしまいます。

骨造成とは、不足している骨を再生させるために行う外科的な治療で、骨が足りない場合のインプラント治療において必要な処置です。
しかし、骨は歯肉に比べて再生のスピードが遅く、何もしないままでは、再生を待っている間に歯肉がそのスペースへと入り込んでしまい、十分な骨が形成されないことがあります。

そこで、骨の再生スペースを確保し、歯肉の侵入を防ぐ目的で使用されるのがメンブレンと呼ばれる人工のバリアです。

インプラントの「骨造成」とは?

メンブレンとは?

骨の再生を助ける膜のこと

メンブレンとは、人工的に作られた膜のことで、骨造成の際に骨補填材の上から覆うように設置されます。
その上から歯肉を縫い合わせ、一度閉じて治癒と骨の造成を待ちます。

なぜ膜が必要?

歯肉の中にはさまざまな細胞が存在し、骨よりも先に歯肉細胞が侵入してくると、再生されるべき骨がうまく育たなくなってしまいます。
そうした細胞の侵入を防ぐバリアの役割を果たすのがメンブレンです。

骨造成の成功には、血液供給、骨補填材、安定したスペースが必要ですが、これらを整えるためにメンブレンは欠かせない存在です。
膜を張ることで、骨がゆっくりと再生するための環境が保たれます

膜の種類によってはそのまま体に吸収されるタイプと、後から取り除く必要があるタイプがあります。

メンブレンテクニックとは?

メンブレンテクニックとは、骨造成やGBR(Guided Bone Regeneration=骨誘導再生)といった処置において、膜のように隔壁の役割をするものを使用し、骨の再生をサポートする技術の総称です。

例えば、抜歯後に骨が大きく失われている場合や、インプラントを埋めるスペースが足りないケースでは、骨補填材を詰め、その上にメンブレンを設置することで、骨の再生を促すことができます。

近年では、より精密で生体親和性の高いメンブレンが開発されており、インプラント治療における成功率向上に大きく貢献しています。

ルートメンブレンテクニック
とは?

残した歯根を利用する新しい考え方

ルートメンブレンテクニックとは、前歯部など審美性が重要な部分で使われるテクニックです。

通常の抜歯では歯根を全て除去しますが、この手法では頬側の歯根部分だけを半分意図的に残すことで、歯肉や骨の形を保ちます。

歯肉の陥没を防ぐ

抜歯を行うと、時間の経過とともに歯肉や骨が痩せていき、陥没したような見た目になってしまうことがあります。
特に前歯では、わずかな陥没が人工歯と歯肉の境目を不自然に見せてしまいます。

ルートメンブレンテクニックでは、残した歯根の前面が自然な輪郭として骨や歯肉を支えることで、見た目をより良くすることができるのが特徴です。

インプラントとの併用

このテクニックは、歯根の背面側にインプラントを埋入することで、残した歯根とインプラントの共存を図ります

インプラント体の安定を確保しながら、見た目も整えるという点で有効な手段です。

注意点と適応症

全ての症例に適用できるわけではなく、感染のない歯根であること、歯根膜が残っていることなどが条件になります。

また、高度な技術が必要なため、経験豊富な歯科医師に任せることが前提となります。

オープンバリアメンブレン
とは?

閉じないメンブレンの使い方

オープンバリアメンブレンとは、メンブレンの一部を歯肉の外に露出させたまま使用するテクニックです。

従来のGBRではメンブレンを完全に歯肉で覆って縫合するクローズド法が主流でしたが、それでは術野の確保や感染リスクの点で難しさもありました。

術野の管理がしやすい

オープンバリア法では、メンブレンを意図的に露出させることで、手術後の観察がしやすくなり、必要に応じてメンブレンの除去もしやすいというメリットがあります。

清掃性の確保や術後の腫脹のコントロールもしやすいです。

歯肉や骨を温存しやすい

オープンバリアメンブレン法では、メンブレンを縫合によって完全に閉じず、歯肉を過度に引っ張って覆う必要がないため、歯肉の自然な厚みや形態をそのまま温存しやすいという特徴があります。
特に、歯肉の張力を無理にかけないことで、縫合部位の裂開や壊死のリスクを減らせるのがメリットです。

また、骨補填材を固定しながら、周囲の組織に余計な負担をかけずに骨造成を進められるため、軟組織と硬組織のバランスを保ちながら治療を行うことが可能です。

吸収性と非吸収性がある

オープンバリアで使用するメンブレンには、体内に吸収されるタイプと、後で取り除くタイプがあります。

特に非吸収性のメンブレンは、感染リスクに注意しつつ、厚みのある骨造成が必要なケースに使われます

難易度が高く、選ぶ医師に注意

オープンバリア法は高度な技術が求められ、メンブレンの管理や感染防止に対する確かな知識と経験が必要です。

メリットも多い一方で、適切な術後管理を怠ると失敗につながるため、十分な実績がある歯科医院を選ぶことが重要です。

1ヵ月以上のオープンバリアは
推奨されない

オープンバリアメンブレンは一部を口腔内に露出させたまま使用するため、長期間そのままにしておくと細菌感染や汚染のリスクが高まります

そのため、一般的には術後4週間以内にメンブレンの除去や、歯肉の自然治癒による被覆が必要となります。

とくに非吸収性のメンブレンを使用した場合、過度な露出期間は細菌の侵入を招き、骨造成の成功率を下げる要因にもなりかねません。

こんな方に必要となる処置

メンブレンテクニックによる処置は、以下に当てはまる方におすすめです。

  • 抜歯後に骨が痩せてしまった方
  • インプラントを埋める骨幅や高さが
    不足している方
  • 歯周病で骨が失われた方
  • 前歯部の審美性にこだわる方
  • 過去の骨造成が不成功だった方

抜歯後に骨が痩せてしまった方

歯を抜いた後、そのまま放置すると顎の骨が徐々に吸収され、痩せてしまいます。とくに抜歯から数ヵ月以上経っている方は、インプラントを支える骨の量が不十分になっている可能性があります。

メンブレンテクニックを用いることで、骨の再生を促し、安定した土台をつくることができます。

インプラントを埋めるための
骨の幅や高さが足りない方

骨の幅や高さが足りないと、インプラントを正しい位置や角度で埋入できません。
こうした場合には、骨補填材とメンブレンを併用して骨の造成を行い、インプラントを固定できる環境を整えます。

歯周病によって
骨が失われてしまった方

中等度〜重度の歯周病になった方は、そのままではインプラント治療が困難なため、骨再生を目的としたGBRやメンブレンテクニックによる前処置が必要になります。

見た目の良い前歯部の治療を
希望する方

前歯はとくに見た目が求められる部位です。
骨が不足したままインプラントを入れると、歯肉が陥没して見た目が悪くなる可能性もあります。

メンブレンテクニックを使って骨と軟組織の形態を整えることで、よりきれいな仕上がりを目指せます

過去に骨移植やGBRを行ったが
骨量が安定しなかった方

以前に骨造成を行ったにもかかわらず、骨が思ったように再生しなかった場合でも、メンブレンの使用により、再チャレンジが可能な場合があります。

骨の再生環境をしっかりとコントロールできる点が、メンブレンテクニックの大きな強みです。

様々なメリットがある
メンブレンの使用

メンブレンテクニックは、インプラント治療を成功させる上で重要な技術です。
骨を再生するスペースを保ったり、骨の状態を維持したりしながら、インプラントがしっかりと骨と結合する環境を整えてくれます。

中でもルートメンブレンテクニックやオープンバリア法といった応用技術は優れた成果を挙げており、難症例に対応できる歯科医院の目安にもなります

インプラント治療を検討する際には、単に価格や期間だけでなく、どんな技術を扱っているか、どんな方法で骨造成を行っているかも、良い歯科医院選びの基準になります

インプラント治療の
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「信頼できるインプラントの専門家医の意見が聞きたい」、「インプラントが上手い歯医者を探している」、「他院でインプラントを断られてしまった」という方も、安心して当院にいらしてください。

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当院のインプラント総責任者・
担当医について

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東京日本橋あさひ歯科
院長

藤井 政樹

東京医科歯科大学出身/
博士号取得ドクター
ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)

当院長はインプラント治療の専門家である『ITI公認インプラントスペシャリスト(認定医)』を有し、大学病院での研鑽と指導実績を持ちます。難症例にも対応可能な安全性・確実性を提供します。

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